【「保津川下り」転覆事故】下流で“遺体”見つかる…不明の船頭か 京都・亀岡市
京都府亀岡市の保津川で起きた観光船の転覆事故で、下流で遺体のようなものが見つかりました。警察と消防は、行方不明になっている船頭の可能性があるとみて調べています。
28日、亀岡市の保津川で起きた転覆事故では、船頭4人のうち、船の前方にいた田中三郎さんが死亡し、40歳の男性が行方不明になっています。
消防によりますと、30日午前11時前、500メートルほど下流で遺体のようなものが見つかり、警察と消防が確認を進めています。
一方、乗客25人は全員救命胴衣を着用していて、最長で400メートルほど流され、救助されました。
また、転覆した船に携帯無線機は積まれていませんでしたが、同時に出発し、すぐ後を進んでいた船にも無線機はなく、10分後に出発した船の無線機から事故の連絡があったことも明らかになりました。
すべての船に無線機を装備するよう、近畿運輸局から指導を受けていて、導入を検討していたということです。
運輸安全委員会の調査官は事故現場に出向き、詳しく調べる方針です。
(2023年3月30日放送)
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