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“しゃもじ”に続き“G7サミット饅頭”配布 岸田総理「政治活動ではない」(2023年3月27日)
国会でG7(主要7カ国)のロゴ入りの「サミットまんじゅう」を巡り、議論になりました。岸田総理大臣は「政治活動を目的としたものではない」と説明しましたが、「しゃもじ」に続き「まんじゅう」の問題にも批判が集まっています。
■「サミットまんじゅう」総理後援会で配布
27日、参議院本会議で取り上げられたのは“おまんじゅう”についてです。
立憲民主党・森本真治議員:「お土産としてG7広島サミットのロゴ入りのペンやまんじゅうを配ったとのことです」
そのおまんじゅうです。3つにはG7広島サミットのロゴがプリントされ、残り3つにプリントされているのは笑顔の岸田総理です。またボールペンにはロゴの他、「岸田文雄後援会」の文字も入っています。
岸田文雄総理大臣:「皆様、こんにちは。衆議院…衆議院議員じゃない、内閣総理大臣衆議院議員の岸田文雄でございます」
岸田総理は19日、サミットが開かれる地元、広島市で後援会のパーティーに出ていました。G7のロゴが入ったおまんじゅうやボールペンは記念品として出席者に配られたといいます。
■ボールペンも“G7ロゴ” 野党追及
立憲民主党・森本真治議員:「外務省ではロゴの使用承認条件のなかに『特定の政治、思想、宗教等の活動を目的とした使用はしないこと』とあります。G7広島サミットロゴの使用条件で認められていない特定の政治活動において、ロゴを使用したことを踏まえ、総理のご所見をお伺いします」
岸田文雄総理大臣:「外務省が定める使用承認条件にある『特定の政治、思想、宗教等の活動を目的とした使用』とは、ロゴ使用の主な目的が特定の政治思想等を普及することにあると認められるケースを想定するものと承知している。今回はロゴ使用の目的が、そういった特定の政治思想等を普及することではなく、サミットの広報PRを通じた開催機運の醸成にあると認められたため、基準に合致するものとして申請が承認されたものであると承知しています」
外務省が定める使用承認条件には「特定の政治、思想、宗教等の活動を目的とした使用はしないこと」とあります。政治家の後援会のパーティーは政治活動ではないのでしょうか。
立憲民主党・田名部匡代議員:「政治活動です。盛り上げるためならいいんですよって言うならルールを変えていただければ良いと思うんですが、今回これが承認されたことは不適切だったと思いませんでしょうか」
林芳正外務大臣:「国会議員としての活動についても、主たる目的が特定の政治、思想、宗教等の活動にあるのではなくて、サミットの広報PRを通じた開催機運の醸成にあると認められるロゴの使用申請については、基準に合致するものとして申請を承認しているところでございます」
立憲民主党・田名部匡代議員:「盛り上げるためなら政治活動でも良いんだと言うならそうして下さいということを言っているんです。ただやっぱり、一定のルールがあるなかでなぜだろうという、いらぬ批判や疑問を持たれるようなことはしないほうがいいという意味で、きょう取り上げさせていただきましたが、不適切だったと思いませんか、総理」
岸田文雄総理大臣:「委員の方からご指摘ありました。そうした様々な指摘を受けないように今後とも慎重に、こうした取り扱いを行うことは大事であると思います」
岸田総理や外務省は、後援会のパーティーで配られた記念品にロゴを入れたのは「G7開催機運の醸成」のためだったとしています。ただ、配られたのは岸田総理の支持者に対して。そして、パーティーの案内状には会費を1万円としたうえで「政治資金パーティーです」と明記されています。
立憲民主党・森本真治議員:「1000人以上が参加したということです。平成13(2001)年1月6日閣議決定された国務大臣、副大臣および大臣政務官規範ではパーティーの開催自粛、政治資金の調達を目的とするパーティーで、国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛するとあります」
岸田文雄総理大臣:「同規範においては実施すべきパーティーについて特に定められた基準はなく、各国務大臣等が国民の疑念を招かないよう良識の範囲で適切に対応すべきものであり、お尋ねのパーティーについては同規範に抵触するものではないと考えております」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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