閉学へ…恵泉女学園大が募集停止「共学化も」苦境に立つ女子大の変化(2023年3月23日)

閉学へ…恵泉女学園大が募集停止「共学化も」苦境に立つ女子大の変化(2023年3月23日)

閉学へ…恵泉女学園大が募集停止「共学化も」苦境に立つ女子大の変化(2023年3月23日)

東京の女子大『恵泉女学園』が2024年度以降、大学と大学院の学生募集を停止すると発表しました。背景にあるのは、社会の変化です。

「汝の光を輝かせ」日本の女子教育のさきがけ、河井道が好んで口にした言葉です。19歳で上京し、津田梅子や新渡戸稲造に師事した、河井道。1929年、自分の家で学校を始めます。生徒数は9人。これが恵泉女学園の始まりです。1988年に大学設置。中学・高校・大学院と、90年の歴史のなかで規模を増してきました。しかし、ここ数年、定員割れが続いていたということです。歯止めのかからない少子化などが影響しての、閉学を前提とした経営判断を下しました。

在学生:「(Q.募集を停止すると聞いた時どう感じた?)やはり、つらいことも楽しいこともあった。閉学するって聞いた時はショックを受けて。母校に色んな思い出が詰まっていたので、母校に寄って思い出すこともなくなっちゃうので。それがなくて寂しいかなって」

緊急の知らせは、ホームページで、学長の言葉とともに伝えられました。

大日向雅美学長:「理事会の決断を、大学として苦渋のうちに受け入れざるを得ないこととなりました。卒業生にとって、いずれ母校がなくなる日が迫っていることを思うとき、言葉もありません」

人文学部と人間社会学部、2学部4学科を持つ、恵泉。今年度の入学者は、定員290人のところ、160人ほどと、5割台にとどまりました。ただ、これは恵泉だけに限ったことではありません。予備校大手・河合塾の入試情報分析によりますと、全国の私立大学で志願者数が減少傾向にあるなか、女子大学を志望する人の数は、特に減り続けています。街の声を聞いても…。

高校2年:「女子大か共学かで迷っている。中高で6年間、女子校だったので、大学で男子も女子もいる環境を体験してみたい」

母(40代):「今、色んなことが多様化するなかで、女子だけということにメリットがあるかというと、期待している部分はそんなにない」

苦境に立たされる女子大。生き残りをかけて、その在り方をガラリと変えるところも現れています。鹿児島純心女子大学と神戸親和女子大学はそれぞれ、この春に女子大ではなくなります。男女共学に生まれ変わり、学校名も変わります。学生の“共学志向”を背景とした「女子大の共学化」は、近年みられる変化の一つです。

スタイルを変えることで、大学そのものを維持するのも一つ。恵泉のように、終止符を打つと決めるのも一つです。

なお、恵泉女学園は、中学と高校の運営は続けます。また、この春に入学する大学生は、卒業までキャンパスライフを送れます。

大日向雅美学長:「無事に卒業できるまで、教職員一同、4月以降も改めて心を一つにして、全力であたらせていただきます」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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