東京で初“女性だけ”の寄席 蝶花楼桃花さんが漫才に挑戦!なぜ?抱く“落語界の危機感”とは?【news23】|TBS NEWS DIG

東京で初“女性だけ”の寄席 蝶花楼桃花さんが漫才に挑戦!なぜ?抱く“落語界の危機感”とは?【news23】|TBS NEWS DIG

東京で初“女性だけ”の寄席 蝶花楼桃花さんが漫才に挑戦!なぜ?抱く“落語界の危機感”とは?【news23】|TBS NEWS DIG

3月、浅草演芸ホールで行われた“女性だけの寄席。東京では初めてのことです。企画した落語家の蝶花楼桃花さんは余興で漫才にも挑戦。なぜ桃花さんはこの公演をやろうと思ったのか?落語界で危機感を持ったからだと言います。

■東京で初 “女性だけの寄席”「楽屋が女子校」

小川キャスターを笑わせているのは…3月5日に浅草演芸ホールで行われた画期的な公演です。

落語家 蝶花楼桃花さん
「“あの人のどこが良いのと問う人にどこが悪いと問い返す”なんてのは女心を歌っていてたまらないね。私が一番好きなのはね、“三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい”(この世の烏を全て殺してでも、あなたとゆっくり朝を迎えたい)言われてみたーい!」

トリを務めた桃花さんだけでなく…漫才も講談も三味線も、出演する芸人は全員女性。これは東京では初めてのことです。

「桃組」と特別に名付けられた公演で主任を務めたのが、桃花さんです。
控え室を訪ねると、桃花さんの同期で真打の三遊亭律歌さんと二つ目の春風亭一花さんがいました。

三遊亭律歌さん
「楽屋が女子校だよね、さっき前座さんがね、女子校ってこういう感じなんですねって言ってた」

小川彩佳キャスター
「前座さんは男性でしたもんね」

蝶花楼桃花さん
「男性は居づらいと思うけど、私たちの逆バージョンだね」

落語界は圧倒的に男性の噺家さんが多い“男社会”。ただ最近は女性芸人の数も増え、この公演が実現できたそうです。
今回、桃花さんと律歌さんはあることに挑戦しました。それが…

蝶花楼桃花さん
「皆さんお待たせいたしました!レディガガです!」

余興で漫才に挑戦したのです。これは公演の最初の方で行われました。トリを務める桃花さんが出演する時間としては異例のことです。

一体なぜなのか?その直前に出演した一花さんからは…

二つ目 春風亭一花さん
「やっぱりお目当ての師匠たちが後半に出るので、最初の若手を聞かないで後半から入る方もいらっしゃるんですけど、お姉さんたちがこれだけ女性の噺家がいるよっていうのをお客様に見てもらいたいっていうので、余興をわざと前の方に入れてくださって、これ目当てで来る方が若手も見ようっていう。本当に我々は有難い」

この日は公演の頭からほぼ満席でした。女性だけの公演にお客さんの反応は?

昔から落語ファンの男性
「非常に面白いと思っています。これを楽しみに来ました」

小川キャスター
「こういう取り組みはどんなふうに思いますか?」

1年前から落語ファンの女性
「今後も続けばいいなと。やっぱり友達が女の子が多いので誘いやすいので、次は友達も一緒に来たいなと思っています」

小川キャスター
「なかなかこれまでは出来なかったことなんですかね?」

1年前から落語ファンの女性
「やっぱり誘うきっかけにはなるかなと思います」

伝統芸能の世界で新たな挑戦をする桃花さん。実は落語界に危機感を持っているというのです。

■「落語界に危機感」女性だけの寄席ナゼ?

小川キャスター:
実際に寄席を見せて頂いて、女性だけではあるんですけれども男だとか女だとかそういうことではないんだなと。すごく自然に違和感なく、すんなり入ってくる感覚が自分の中でもとても新鮮でしたし、一方で新作落語では婦人科検診をテーマにしたようなものもあって、女性として身近に感じました。

山本恵里伽キャスター:
私も以前桃花さんの落語を聞きに行ったときに、男性とか女性とか全く意識せずに見ている自分がいたので、そういった点ではそこまで男女って意識するものではないのかなと感じました。何よりも楽しそうですね!舞台に上がっている皆さんもお客さんも楽しそうだった。

小川キャスター:
今回、桃花さんが女性だけで寄席を行おうと思ったのはどうしてですか?

落語家 蝶花楼桃花さん:
コロナ禍で一旦、客席がガラガラという状況を目の当たりにして危機感を感じまして、寄席ならではの企画で新しいもので、またお客さんに戻ってきてほしいと考えたのが最初のきっかけですね。

小川キャスター:
お客さんがどんどん増えていってほしいという。落語界の危機というのがあったんですか?

落語家 蝶花楼桃花さん:
私はコロナ禍に真打になったんですけど、やっぱり数人とか本当にガラガラな時期がありまして。今はだいぶ戻ってきたんですけど、それでも以前のような盛り上がりはまだないので。

山本キャスター:
コロナ前にはまだ戻っていないですか?

落語家 蝶花楼桃花さん:
まだ戻っていないという感覚はありますね。

小川キャスター:
私が伺った時は公演が始まってまだ数日という段階だったので、従来のお客さんが多いなと感じたのですけど公演を通して変化はありましたか?

落語家 蝶花楼桃花さん:
10日間の興行だったので変化はすごく感じました。前半から段々しり上がりにお客さまが増えていったんですけど、その中で従来のお客さまプラス若い方とか、新規のお客さまがどっと増えた感覚が演者側にもありまして、新しい試みをして良かったなと思う点でしたね。

小川キャスター:
年齢…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20230322-6074586)

▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://ift.tt/MQYoHqS

▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1

▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/RVhzuq8

▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/64LO7b2

TBS NEWSカテゴリの最新記事