【WBC】メキシコは強力“ラテン打線”メキシコ知り尽くす男が攻略法(2023年3月20日)

【WBC】メキシコは強力“ラテン打線”メキシコ知り尽くす男が攻略法(2023年3月20日)

【WBC】メキシコは強力“ラテン打線”メキシコ知り尽くす男が攻略法(2023年3月20日)

 早くも決勝進出を決めているアメリカを唯一破った強敵です。ただ、侍ジャパンの敵は「メキシコ」だけではないようです。

■メキシコ強力打線で勢い“大谷対策”も?

 一足早く、決勝進出するチームが決まりました。メジャーリーガー30人を擁するアメリカ。強豪キューバと決勝進出をかけ戦いました。

 実況:「ターナーレフトに打った!また入るのか!?。イエスやりました!入った!!」

 前日に劇的な逆転満塁ホームランを放ったターナーが、2本塁打を放つなど打線が爆発。14対2とキューバに快勝。2大会連続の決勝進出を決めました。

 今大会5勝1敗のアメリカ。その前回王者に唯一、土を付けたのが日本が21日に対戦するメキシコです。

■大谷vsサンドバル「帰る準備は出来ているか」

 すでに“舌戦”の火ぶたは落とされています。決戦の地・ローンデポ・パークに姿をみせたメキシコ代表。するとそこに大谷の姿が…。選手を挑発するような仕草も。

 日本戦、先発予定のサンドバルです。エンゼルスの同僚で、大の仲良しでもある二人。ただ今回は“敵同士”です。

 メキシコ代表・サンドバル投手(26)「(Q.日本代表には大谷選手がいますが?)誰?」「(Q.彼を知っていますか?)知っています。かなりいい選手だと思う」「(Q.あなたたちはいい友達だったのでは?)今は違う。もう終わったんだ、仲たがいしたんだ」

 と挑発していたサンドバル。大谷も負けた方がエンゼルスのキャンプ地に戻ることを踏まえ応戦しました。

 大谷翔平選手(28):「お互いに…『気をつけろよ』って。『アリゾナ(キャンプ地)に行く準備は出来ているか?』」

■「強いメンタル」 強力“ラテン打線”

 強豪メキシコの弱点は、どこにあるのでしょうか。2大会連続準優勝のプエルトリコと戦った準々決勝。初回に4点を奪われながらも打線が爆発。逆転勝ちを収めました。メキシコに住む日本人も“勢いのある国民性”を感じていました。

 メキシコ在住、ビジットメキシコジャパン・八尾美瑞紀さん:「めちゃくちゃ情熱的で熱い人が多いので、スポーツにもすごく熱く打ち込める人がたくさんいる」

 都内にあるメキシコ料理店。店内には情熱的な音楽が流れ、シーフード料理がうりです。

 客:「メキシコ料理食べて、メキシコに勝つ」

 サッカー大国ですが、野球も劣らず人気があるそうです。

 メキシコ出身、ウェーター・ティートさん:「ほとんど、みんな(野球)好き。子どもから私もやった」

 メキシコ出身、ミュージシャン・パオロさん:「彼らは負けていても常に全力を尽くす。アメリカやプエルトリコに勝ったのも強いメンタルがあったから」
 
 ただ、力任せの野球だけではありません。

 メキシカンリーグの強豪「ディアブロス」にある中高生の年代を育成する下部組織です。WBCメキシコ代表のうち、7人がこの下部組織出身です。

 エドガー・ルーゴ選手(18):「家族や近しい人を助け、より良い未来を築ける。MLBは野球の頂点だからそこを目指す」

 決して経済的に恵まれているとはいえないメキシコ。

 メキシコ在住、ビジットメキシコジャパン・八尾美瑞紀さん:「正直インフラが整っているわけではないので、電気がいきなりつかなくなったとか、水が出なくなったとか」

 アメリカンドリームの第一歩となるこの下部組織。10年前から組織化していったそうです。メキシコ全土にスカウトがいて、有望な選手を集めています。

 球団参与、アイヴァン・テラザス:「10年前から積み上げ徐々にトップレベルに近づいている。体も小さく頭脳派が多かったメキシコ人が、この組織で体を鍛えパワーもアメリカ並みになった」

■「初回の攻撃がカギ」 あす大一番!

 強いメンタルと、育成に支えられたメキシコ野球。弱点はオーストラリア戦のような初回の攻撃にかかっていると話します。

 メキシカンリーグでプレー、ENEOS野球部・田澤純一投手(36):「初回から『日本強いな』と思わせることはすごく大事。先頭でヌートバーが出るとか近藤とかつないで、大谷が打つのが理想的かなと思うけど、それができれば試合に勝てるかなと」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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