【速報】藤井聡太五冠が棋王獲得 史上最年少で「六冠」達成 29年ぶり2人目の快挙(2023年3月19日)

【速報】藤井聡太五冠が棋王獲得 史上最年少で「六冠」達成 29年ぶり2人目の快挙(2023年3月19日)

【速報】藤井聡太五冠が棋王獲得 史上最年少で「六冠」達成 29年ぶり2人目の快挙(2023年3月19日)

 将棋の藤井聡太竜王(20)が棋王戦第4局に勝利し、棋王のタイトルを獲得しました。これで史上最年少で「六冠」を達成しました。六冠は1994年の羽生善治九段(52)以来、29年ぶりの快挙です。

 10連覇中の渡辺明棋王(38)に藤井聡太竜王が挑戦する棋王戦五番勝負。藤井竜王の2勝1敗で迎えた第4局は、栃木県日光市に舞台が移されました。藤井竜王が一礼をして部屋に入ると、少し後に渡辺棋王が現れました。

 対局は19日午前9時に始まり、ゆっくりと渡辺棋王が一手目を打つと、藤井竜王はお茶を一口飲み、手を拭いてから飛車の前の歩を進めました。その後、タイトルに王手をかけている藤井竜王と後がない渡辺棋王との戦いは激しい攻防が繰り広げられましたが、午後に渡辺棋王が投了して藤井竜王が勝利し、棋王のタイトルを奪取しました。

 藤井竜王は、これで将棋の8大タイトルのうち「竜王」「王位」「叡王」「王将」「棋聖」、そして「棋王」と6つのタイトルを獲得し、六冠となりました。

 1994年に羽生九段が24歳で当時の7大タイトルのうち6つを獲得して以来、29年ぶり2人目の快挙で、史上最年少20歳8カ月での六冠達成となりました。

 また、これに先立ち、タイトル戦と違ってトーナメント式で行われる「一般棋戦」と呼ばれる将棋の大会の1つ、「NHK杯」の決勝が19日午前に放送され、藤井竜王が佐々木勇気八段(28)を破って優勝しました。

 藤井竜王はすでに「将棋日本シリーズ」「銀河戦」「朝日杯」を制していて、NHK杯の優勝で一般棋戦の4大会すべてを制覇し、史上初の年度内グランドスラムを達成しました。

 これまで藤井竜王は62年ぶりに更新した史上最年少14歳2カ月でのプロ入りを皮切りに、30年ぶりに更新した歴代最多連勝記録の29連勝や史上最速・最年少での100勝達成、史上最年少17歳11カ月でのタイトル奪取など数々の将棋界の記録を塗り替えてきました。

 「八冠独占」という誰も成し遂げたことのない偉業に向け、残るタイトルは将棋界で最も歴史がある「名人」とまだ挑戦したことがない「王座」の2つです。

 このうち名人については、4月5日から今回の棋王戦で対局した渡辺名人との七番勝負に挑みます。
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