“国内最後の勇姿”大谷翔平 ファンへの思い(2023年3月17日)

“国内最後の勇姿”大谷翔平 ファンへの思い(2023年3月17日)

“国内最後の勇姿”大谷翔平 ファンへの思い(2023年3月17日)

 日本国内で今大会、最後となる「二刀流」の勇姿を見せた大谷翔平選手。大谷選手はプレーだけでなく、さまざまな形でファンに向けて思いを送り続けていました。

■東京ドーム大歓声「素晴らしい」

 試合後、大谷が口にしたのはファンへの“感謝”と“お願い”でした。

 大谷翔平選手(28):「ほんとに素晴らしい声援で毎試合ワクワクするような、そういう試合が選手たちにも、そういう雰囲気が生まれたと思うので(日本で試合は)きょうが最後ですけど、まだアメリカでは試合があるので時間帯は変わりますけど、ぜひ応援してくれたらうれしい」

 難敵・イタリアを撃破し、5大会連続のベスト4進出を果たした侍ジャパン。日本での勇姿は今大会最後となる大谷は、投打二刀流で勝利に貢献。その原動力の1つになったのは、これまで盛んに呼び掛けたファンとの絆でした。

 大谷選手・公式インスタグラム:「5年ぶりに日本のファンの皆様の前で、野球ができるのを楽しみにしています!!」

 びっくりマークを2つ付け、喜びを表した大谷のコメント。去年11月、WBCに出場する意思を監督に伝えた後、SNSで日本のファンにメッセージを送り、その呼び掛けはその後も続きます。

 大谷選手・公式インスタグラム:「ファンの皆さん一緒に頑張りましょう!」

 帰国直後の練習でも、ファンの目の前でフリー打撃を披露。メジャーのシーズン中ではあまり見られなくなっていた、“SHO TIME”だとも報じられています。この日、ライト5階席に飛び込むホームランを連発するなど、その圧倒的な飛距離にファンは大いに沸き、大谷も万歳を決めて大歓声に応えました。

 阪神との強化試合の前には、即席のサイン会を行うなど、“神対応”を見せた大谷。なぜ積極的にファンサービスを行っているのでしょうか。

 大谷翔平選手(28):「(ファンとの交流を)僕自身も楽しみにしていたので、それ以上にファンが楽しみにしてくれたのかなと。こう歓声を聞くと思うし、それは単純にうれしいこと」

■「もっと大きく」声援に注文も

 その一方で、試合後にはこんな形で交流を呼び掛ける場面も。

 大谷翔平選手(28):「まだまだ声援が足りないので、もっともっと大きい声援をよろしくお願いします」

 大谷のお願いを受けた中国戦のあとにも。

 大谷翔平選手(28):「夜遅くまで最後まで残っていただいて感謝していますし、まだまだ(声援が)足りないので、明日もっともっと大きい声援でよろしくお願いします」

 そして4連勝を決めたオーストラリア戦後には、遂に。

 大谷翔平選手(28):「(Q.きょうの歓声は満足だった?)まあまあでした」

■「勝ちが一番」雄たけび&バントも

 プレー以外の場面でもファンを楽しませてくれる大谷を見に連日超満員となった東京ドーム。16日も、日本での今大会最後の二刀流を見ようと、4万人以上の観客が詰め掛けました。

 試合開始直前の緊迫する場面、そこでも見られたのはファンを大切にする大谷の姿。走ってきたボールボーイから笑顔でボールを受け取り。一瞬の交流で、一生の宝物を少年に贈った後は、多くのファンに記憶に残るような、気迫のピッチングを繰り広げます。

 マウンド上で吠える大谷。投手としては5回途中、2失点と試合を作り打者としては…。

 スラッガー大谷の意表を突くセーフティーバント。この後の吉田の先制打につながりました。日本での試合を5戦全勝で終えた侍ジャパン。「世界一」という最高のファンサービスまであと2勝です。

 大谷翔平選手(28):「勝って次の勝負に進んでいくのが一番、僕らにとってもうれしいですし、ファンの人たちもやっぱり望んでいることだと思うので、勝つということが一番、お互いが共有して一番うれしいことじゃないかなと思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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