【日韓首脳会談】“はしご夕食会”異例ずくめの来日に 「輸出管理の強化措置」解除など決定

【日韓首脳会談】“はしご夕食会”異例ずくめの来日に 「輸出管理の強化措置」解除など決定

【日韓首脳会談】“はしご夕食会”異例ずくめの来日に 「輸出管理の強化措置」解除など決定

16日、日韓首脳会談が行われ、“戦後最悪”とまで言われた日韓関係は改善に向け前進しました。また、韓国の尹錫悦大統領の来日は“異例ずくめ”となりました。どのようなことが決まったのでしょうか。

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16日午後7時すぎ、東京・銀座では、歩道に警察官が並び、厳重な警備態勢が敷かれていました。ただならぬ空気に包まれる中、多くの車列が到着しました。まず、姿を見せたのは、岸田首相と裕子夫人です。約5分後、韓国の尹錫悦大統領と金夫人が、岸田首相の後を追いかけ店に入りました。

夕食会はすき焼き店で行われました。内閣広報室による写真には、エビや空豆などで彩られた和食のプレートを前に、笑顔で和やかムードの4人が写っていました。

“戦後最悪”とまで言われた日韓関係は、修復となるのでしょうか。16日、尹大統領は“異例ずくめ”の来日を果たしました。

特に異例だったのは、夕食会の後の行動です。すき焼き店への入店から約1時間半後、2軒目に“はしご”しました。

2軒目は、尹大統領が過去に訪れ、オムライスを食べたという思い出の店「煉瓦亭」です。その時の“なつかしの味”を16日も、岸田首相と味わいました。そして、午後10時すぎ、異例の“はしご夕食会”を終え、店から出てきました。

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韓国大統領が首脳会談のためだけに日本を訪問するのは、実に約12年ぶりのことです。出発前には、北朝鮮からの“挑発行為”もありました。防衛省によると16日朝、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル1発を発射。尹大統領は急きょ予定を変更し、ミサイル対応にあたってから、日本に向かうことにしました。

日韓首脳会談で両首脳は北朝鮮や中国、ロシアなど日々高まる脅威に、密に協力し連携を強化することで一致しました。

そして、いわゆる元徴用工をめぐる問題では、10日前に韓国側が解決策を発表していました。これに対し、首脳会談後の共同記者会見で岸田首相は…

岸田首相
「(韓国側の解決策は)日韓関係を健全な関係に戻すためのものとして、評価しています」

日本も、韓国の求めていた歴史認識を引き継ぐ反省とおわびの気持ちは変わっていないとの姿勢を示しました。

岸田首相
「日韓関係の正常化にとって大きな1歩となる訪日となりました」

尹大統領
「両国間の不幸な歴史を克服し、韓日間の協力の新たな時代を切り開く第一歩となったと思います」

共同記者会見の後には、尹大統領が記者一人ひとりと握手する場面も見られました。

両首脳は、2011年以来途絶えていた定期的にお互いの国を訪問する「シャトル外交」の再開や、外務・防衛当局による安全保障対話を再開させることでも一致しました。また、日本側が2019年から強化していた半導体の原材料などの輸出管理の強化措置についても解除することが決まりました。

(3月16日放送『news zero』より)

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