「“税金泥棒”と言われるのが癪」 支払われた総額は「1944万円」 除名処分の「ガーシー氏」が単独インタビューで語った内容とは|TBS NEWS DIG
15日、政治家女子48党のガーシー参院議員の「除名」が宣告され、国会議員の資格を失いました。これまでに歳費を含めガーシー氏に支払われた金額は、合計1944万7589円。このお金などについても私たちの単独インタビューで答えました。そこで語られた内容とは。
■処分に先立ち単独インタビューに応じたガーシー氏
山内あゆキャスター:
ガーシー参議院議員は、結局一度も登院することなく「除名」処分となりました。まずは、3月15日の決定から見ていきましょう。
15日の参院本会議です。
議員を「除名」するには、出席議員の3分の2以上の賛成が必要となっています。では、この採決はどうなったのか?
15日の出席議員は236人でした。この3分の2は158人となりますが、ふたを開けてみると…
▼賛成 235票(自民・立憲など)
▼反対 1票(政治家女子48党 浜田参院議員)
ということで、賛成が多く上回ったということになります。
これをもって、国会法第122条第4項の規程により「ガーシー君を除名する」となり、除名処分が正式決定しました。
JNNではこれに先立ち、除名されたガーシー参院議員の単独インタビューを行っていました。
■「本当に僕に票を入れてくれた人たちには申し訳なかった」
まずは、除名処分については?という質問に対してガーシー氏は…
「国会に来ていない人間は、国会の仕事をしていないという見方をされているから、それは仕方ない」と答えました。
今の心境は?と聞かれると…
「国会議員を志半ばでクビにさせられたということが、本当に僕に票を入れてくれた人たちには申し訳なかった」と繰り返し謝罪をしていました。
そしてもう1つ、国会に登院するという選択肢はあったのか?と聞かれますと…
「あったからこそ謝罪してでも1回(国会に)出ようかなと思ったんです」と言っていました。
では、その国会に登院するタイミングは、これまでの間にどのくらいあったのか、見ていきます。
まず、参院選「比例」で初当選したのは、2022年7月のことです。公約は「日本へ帰らず海外で政治活動をしていく」などでした。
国会のタイミングは、2022年8月と10月の臨時国会、それから2023年1月の通常国会。これらは全て欠席でした。
そして2023年2月のことです。参院でこの欠席などを受けて「議場での陳謝」をするべきだと懲罰が決まりましたが、3月8日、この陳謝を行う本会議も欠席しました。
そして、そのとき滞在していたトルコで「帰国はしません」(7日)とインタビューに答えたのです。
■「“税金泥棒”と言われるのが癪」支払われた金額は「1944万円」
国会法124条にはこんな決まりがあります。
議員が正当な理由なく▼召集日から7日以内に召集に応じない▼会議または委員会に欠席などした場合、出席要請をしても応じない場合には、懲罰委員会にかかります。
結果、この懲罰委員会で懲罰が決まり、本会議で今回「除名」が決まったという流れです。
ただ、国会議員の立場には多くの歳費、いわゆるお給料が支払われます。
これまでに歳費を含めてガーシー氏に支払われたのは、合計1944万7589円です。このお金のことについてもインタビューで答えました。
「“税金泥棒”と言われるのが癪。きちんとお金は全て寄付していく」と述べました。
国会議員の立場ですと寄付することができないので、一般人になった後に寄付をすると明言はしていました。
では今後再び、やり残したことがあるといえばあるガーシー氏は、国会議員を目指すことはあるのでしょうか?これについては…
「わかんないですね。どうするかは。立花さんに『出てよー』とは言われていますし、他からも誘われたりしてますよ、正直。名前は出さないですけどね」と一定の含みを持たせました。
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