【史上最早の発表か】東京 桜開花まで“あと1輪” 季節外れの暖かさ(2023年3月13日)

【史上最早の発表か】東京 桜開花まで“あと1輪” 季節外れの暖かさ(2023年3月13日)

【史上最早の発表か】東京 桜開花まで“あと1輪” 季節外れの暖かさ(2023年3月13日)

■都心の桜 開花まで“あと1輪” あす発表か

 つぼみがふくらんでいます。そのなかで、花開いているのは午前8時すぎの時点で2輪。東京・靖国神社にあるソメイヨシノの標本木。基準である5輪から6輪以上、花が咲けば開花発表。東京では、統計史上最も早い記録になります。

 13日午後2時。気象庁の職員が標本木の前に。1輪、2輪、眼鏡を外して3輪目を確認。そして4輪、リーチです。果たして。

 東京管区気象台・小林與朗さん:「確認できたのは4輪です。咲きかけのものがあるが、しっかり咲いているのは4輪。ということで、きょうの開花の発表はありません。もう一度お伝えします。東京の桜の開花発表とはなりませんでした」

 残念ながら、開花発表はお預けとなりました。

 13日は活発な雨雲が関東から北日本を通過。昼前からあいにくの天気となった東京。実はこの時期に降る雨、「催花雨(さいかう)」とも呼ばれています。花に「早く咲け」と促す雨という意味です。

■隅田川沿いで 早咲き桜が満開

 ソメイヨシノの開花とはなりませんでしたが、この雨のなか都内では春の花々が見ごろを迎えています。

 東京・葛飾区にある小菅西公園。白く可憐な花を咲かせているのはベニスモモです。

 隅田川沿いにある、その名も「さくら堤通り」では、ソメイヨシノよりも1週間ほど早く咲く大寒桜が満開。一足早く、お花見気分を味わう人々の姿が。
 
 マダガスカルから:「いまが日本を楽しむベストな時期です」「桜を見られて、とてもうれしい」

 桜を見に来た人:「ここがはじめの頃に咲き始めて、あと次々と葉桜になっても1カ月ぐらいは、いろんな桜が咲きます」

■横浜で話題“黄色のじゅうたん”

 横浜市内を走る市営地下鉄グリーンライン。その車窓から見られる“黄色いじゅうたん”。この時期だけの“春の絶景”が話題になっています。

 およそ1500坪。バスケットコート12面分の広さの菜の花畑が、地元住民や駅の利用客の目を楽しませています。

 通勤中の人:「1日これで頑張れる。いい気分になれる」

 横浜市民:「すごいですね。こんなに綺麗に一面咲いているところ、なかなか近くにない。よかったね。綺麗なお花見られて」

 この菜の花畑が出来たのは15年ほど前。地主さんによると、以前オランダでチューリップ畑を見て、花が持つ力に感動。地域活性化のため、花畑を作ろうと思ったそうです。周りには、開花時期が異なる桜も植えられていて、現在は、タイに似た淡いピンク色が特徴の「大漁桜」が満開。

 黄色とピンクが生み出す春の彩り。横浜市営地下鉄も沿線の新たな観光スポットとして、期待を寄せています。

 横浜市営地下鉄、川和町駅・高村真市助役:「地下鉄に乗っているときには、ちょっと見下ろす形なので、道路沿いから見ると、映えるような写真が撮れると思う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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