12年短かった…震災記憶の継承が課題 岩手・陸前高田(2023年3月11日)
関連死も含めおよそ2万人の死者が出た東日本大震災から12年です。新たな街づくりが進む一方、被災者の「心の復興」や住民の町への帰還が進まないことなど課題は残されたままです。
(上釜美憂アナウンサー報告)
岩手県陸前高田市に整備された防潮堤に来ています。岩手県では東日本大震災で5144人が亡くなり、このうち県内で最も多い1606人が犠牲になったのが陸前高田市です。
こちらには高田松原津波復興祈念公園があり、「奇跡の一本松」や、被災した宿泊施設など5つの震災遺構を見ることができます。
防潮堤の先をたどっていきますと見えるのが献花台です。11日は朝から多くの人が訪れ、静かに手を合わせていました。
献花台に来た人:「(12年は)短かった。あっという間に過ぎた感じ」
両親と姉が犠牲になった人:「今の方がつらい。震災すぐの時よりは今のこの落ち着いている方がつらい」
県内の被災地はハード面の復興がほぼ終わりましたが、震災の風化が懸念されています。
教訓をどう伝えていくかが今後の課題になっています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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