ピークは今週から来週にかけ? オミクロン猛威続く(2022年2月4日)

ピークは今週から来週にかけ? オミクロン猛威続く(2022年2月4日)

ピークは今週から来週にかけ? オミクロン猛威続く(2022年2月4日)

 新型コロナウイルスの全国の重症者の数は、およそ4カ月ぶりに1000人を超えました。現在、行われている政府の対策分科会では、学校や高齢者施設などでの新たな対策案が議論されています。

 飲食店から、軸足は大きく移るようです。

 厚労省アドバイザリーボード・脇田隆字座長:「高齢者施設であったり小学校や保育園の感染対策に軸足を移していく時期ではないか」

 その子どもの感染対策に“新たな”一手が打たれます。

 末松文科大臣:「管楽器の演奏とか調理実習、大きな声とか激しい呼気を伴う活動については控えて頂きたいという考えにたった」

 政府が示す感染対策案では、密集する運動、合唱やリコーダーなどの演奏は行わないなどのほかに、2歳以上の子どもは可能な限りマスク着用などが分科会で議論されています。

 検査キット不足には“苦渋”の一手が打たれます。

 茨城県は5日から薬局などで行っている無料検査を一時停止することを決めました。

 茨城県・大井川和彦知事:「検査能力の限界を今、超えてきてしまっている。まずは検査資源を医療に集中したい」

 検査を受けに来た女性:「当然なのかなと思いますので、仕方ないかなと思いますね」

 ただ、懸念もあります。

 岩間東華堂薬局・管理薬剤師、岩間賢太郎さん:「ぜひ医療用の検査キットを購入して頂きたい。というのも研究用の検査キットはばらつきが多いと言われている。陽性である人が陽性でないとか見受けられる可能性が否定できない」

 全国の重症者は、4カ月ぶりに1000人を超えました。

 不人気と言われる「モデルナ」の活用に思い切った一手を打った自治体があります。

 東京・狛江市では、先月時点で87.6%がモデルナ製となっています。その理由は・・・。

 狛江市新型コロナ予防接種・田部井則人室長:「高齢者の方に関しては予約を市の方で指定してワクチンのメーカーですね、こちらを記載してお送りをしています」

 狛江市では、高齢者接種について日時と会場をあらかじめ指定しました。予約不要ですが、そこにモデルナ使用を明記しました。

 狛江市新型コロナ予防接種・田部井則人室長:「ファイザーに変更することは変更の手続きで可能なんですけど、少し時期としては待ってもらう形になる」

 さらに、モデルナは先月から始まりましたが、ファイザーは今月中旬からと早く打てるメリットもあります。

 つまり、「予約不要で早い」モデルナか「変更して待つ」ファイザーかを選べるようにしました。

 狛江市指定でモデルナ製を接種する人:「(Q.自治体が予約をしてくれるのは?)やっぱり便利がいいですね。そういう点では色々なことをしなくて済むから」「(Q.モデルナ製と指定されることは?)別に。早く打ちたいから」

 狛江市新型コロナ予防接種・田部井則人室長:「『ファイザーに変えたい』とかそういった意見をもらうのかなと当初は懸念をしていたところなんですが、実際ふたを開けてみると、そういう人もほとんどおらず実際にファイザーに移った人は数%になっています」

 インターネットが苦手な高齢者に向けて交互接種への理解を深める内容のチラシを作製しました。

 狛江市新型コロナ予防接種・田部井則人室長:「接種にあたっての不安感とかそういうものを少しでも解消したいと、このチラシを全お宅に配布したところです。スムーズにトラブルなくスタートができている」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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