「すごくショック」逮捕の決め手は“店主の執念” 侵入男の犯行”一部始終”(2023年3月9日)
中華料理店から現金を盗んだとして逮捕された男。逮捕の決め手は防犯カメラと店主の「執念」でした。
■逮捕の決め手は“店主の執念”
広島県福山市の中華料理店。日曜日の午後3時ごろ、店の裏にある勝手口から入ってきたのは店の関係者ではありません。おととし11月にも日曜日の午後3時ごろにレジから6万円を盗まれる被害に遭っていました。
店主・花森滋也さん：「すごくショックで、この怒りをぶつけるところもなく…」
店主の取った行動は防犯カメラの設置。外の駐車場に1台と、店内にはレジを上から捉えるカメラと、前回の侵入経路とみている勝手口に向けたカメラの3台です。
店主・花森滋也さん：「犯人の姿が見たかったです」「（Q.それで防犯カメラを設置した？）そうです」
店主の執念と予想がどんぴしゃり。侵入者の姿をしっかりと捉えていました。
店主・花森滋也さん：「こいつか！って思いました。手慣れた感じがしてるので、2度目かなって思いました」
真っ先にレジに向かった後、レジの周りをじっくりと見ている男。決してこじ開けようとはしません。このレジはおととし被害に遭った時と同じもの。男が探しているのはレジの鍵。以前はレジ周辺に置かれていましたが、おととし被害に遭ってから鍵の置き場所を変えていたといいます。
やがて、どこからか見付けてきた鍵をレジに差し込んだ後、ボタンを押して引き出しを開け、現金3万1500円を盗んで立ち去りました。犯行時間はわずか5分ほど。
■防カメは見た！窃盗男逮捕
この映像を手掛かりに住所不定、無職の城市武志容疑者（55）が窃盗の疑いで逮捕されました。「なぜ逮捕されたか分からない。思い当たる節がない」と供述しているということです。
おととしと同様に今回も100円以下の小銭には手を付けられていません。警察はおととし11月の窃盗事件との関連性を捜査しています。
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