大手銀行 住宅ローン固定金利 6年ぶり“高水準”(2022年2月4日)
大手銀行は、今月から10年固定型の金利を引き上げました。利用者の大部分が選んでいる変動型にまで波及するのでしょうか?
■“住宅ローン低金利”購入後押し
東京・有明にあるマンションギャラリー。ここでは現在、オンラインで商談が進められています。
日本の住宅価格は上がり続け、去年、首都圏の新築マンションの平均価格は6260万円になりました。バブル期を超え、最高値を更新しました。
住友不動産営業部・吉野重邦さん:「(Q.マンションの売れ行きは、いかがですか?)おかげさまで、順調に進捗(しんちょく)しております。パワーカップル、非常によくお言葉を聞きますが、共働き世帯で、ゆとりのある世帯の方、非常に多くいらっしゃいますね」
大規模商業施設「有明ガーデン」の目の前にあるマンション。27階のモデルルームを見てみました。
83平米・3LDKの部屋は、270度の大パノラマが人気で、バルコニーから圧巻の眺望を楽しむことができます。気になる価格は・・・。
住友不動産営業部・吉野重邦さん:「1億1300万円でご案内しております」
直近6カ月では、毎月の契約の半数以上を9000万円台から1億円台の3LDKが占めていて、想定を上回るペースで、高価格帯の部屋が売れているといいます。
入居者の多くは、頭金なしのフルローンで購入する“パワーカップル”や利便性の高い都心部を好む“アクティブシニア”です。
■大手銀行 6年ぶり“高水準”
購入を後押ししているのは、歴史的な「住宅ローンの低金利」ですが、その金利に“ある異変”が起きました。
国内の大手銀行は、そろって今月から10年固定型の住宅ローン金利を引き上げたのです。
三菱UFJ銀行(3.49%)、三井住友銀行(3.5%)がそれぞれ0.1ポイント、みずほ銀行が0.05ポイント(2.8%)の引き上げ。最も優遇された場合の金利は、1%前後になっています。
日銀が2016年にマイナス金利政策を導入して以来、およそ6年ぶりの高水準となりました。
20代女性:「ちょうど、きょうの朝、そういう話をしていて。結構、上がっているっていう。買いづらいのかなという感じはしますね」
70代男性:「(子どものためのローンを検討していたのに)払っていた利子が増えるのかって、自分が持っているのは、これしかないんだから。何で何だよってね」
(「グッド!モーニング」2022年2月4日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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