車内に子ども2人を放置し熱中症などで死亡 22歳母親に懲役3年6カ月の判決(2023年3月8日)

車内に子ども2人を放置し熱中症などで死亡 22歳母親に懲役3年6カ月の判決(2023年3月8日)

車内に子ども2人を放置し熱中症などで死亡 22歳母親に懲役3年6カ月の判決(2023年3月8日)

 去年7月、当時1歳と2歳の子どもを車に放置して死亡させた罪に問われた母親について、横浜地裁小田原支部は懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

 長澤麗奈被告(22)は2022年7月29日、神奈川県厚木市で長女の姫梛ちゃんと長男の煌翔ちゃんを車に放置し、熱中症などで死亡させた罪に問われています。

 長澤被告は交際相手に会うため2時間半以上、2人を放置していました。

 裁判では量刑が争点となっていて、検察側は懲役8年を求刑し、弁護側は懲役3年を主張していました。

 横浜地裁小田原支部は8日、危険な行為によって2人を死亡させたが日常的な虐待などによって死亡させた事例とは異なるなどとして、懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

 検察側は被告が救急隊に虚偽の説明をしたことで子どもをさらに危険にさらしたと主張していましたが、裁判所は被告のなかで最善を尽くす行為だったとして主張を退けました。

 判決を言い渡した後、裁判長は被告に対して母親や一人の大人として猛省を求めました。
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