【速報】参議院・上田清司議員の公設秘書から「性暴力受けた」 元記者が国賠訴訟 東京地裁 | TBS NEWS DIG #shorts
報道機関の元記者の女性が上田清司参院議員の公設秘書から「性暴力を受けた」として、公務員の行為に賠償責任をもつ国に対し、慰謝料など1100万円の支払いを求める訴えを東京地裁に起こしました。
原告の女性は報道機関で記者として働いていた2020年3月24日と27日、上田議員の男性公設秘書からタクシーの車内や路上でわいせつな行為をされたほか、ホテルで性的暴行を受けたと訴えています。
元記者は、公設秘書から上田議員が所属する会派についての情報を提供するという名目で呼び出され、飲食店で大量に飲酒し、その後、抵抗できない状態で被害にあったということです。
原告は、公設秘書の行為は通常の手段では知ることのできない情報を知る立場であることをよいことに情報提供の場を利用した犯罪として刑事告訴しました。
原告側によりますと、公設秘書は2020年8月、元記者への準強制わいせつと準強制性交の容疑で埼玉県警から書類送検された後、自殺しました。
原告側は、特別職国家公務員である公設秘書が情報提供の機会を利用して性暴力に及んだのは職務上の権限を乱用した不法行為で、さらに上田議員も「監督者としての注意義務を怠った」として、国家公務員の行為に賠償責任を持つ国に対し、慰謝料などあわせて1100万円の支払いを求め、きょう東京地裁に提訴しました。
元記者はPTSD=心的外傷後ストレス障害を発症したといい、提訴について「事件を自ら公にすることで同じ思いをする人が少しでも少なくなればという思いで提訴に踏み切り、それが記者としての使命だと考えました」とコメントしています。
提訴について上田議員の事務所はJNNの取材に対し、「詳細は承知していないのでわかりませんが、基本的人権も含め女性に対する、あらゆる暴力、パワーハラスメント等は許されるものではないと考えます」とコメントしました。
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