【大学入試】ミスが相次いで明らかに 大学側は“補償”提案も…
大学入試でのミスが相次いで明らかになっています。6日、神戸大学は「出題ミス」について発表。一方、受験生の人生を左右するようなミスを公表したのは富山大学です。本来は合格のハズが不合格になってしまった5人に大学側が提案した「補償」とは…。
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神戸大学は6日、先月の入試で「出題ミス」があったと発表しました。
国語で「セッショク」という言葉についての「漢字書き取り問題」が出題されました。しかし、試験会場となった一部の教室内には、新型コロナウイルスの感染防止を呼び掛けるポスターが貼られており、そこには「他者との接触や会話を極力控えましょう」との文字がありました。
「セッショク」の正解となる漢字が示されてしまっていたのです。
会場側の指摘で判明したといい、大学側はこの書き取り問題を解いた2543人全員の解答を正解にしました。
合格発表は9日で、“合否に影響はない”としています。
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一方、受験生の人生を左右するような採点ミスを6日、公表したのは富山大学です。大学側は会見で謝罪しました。
富山大学 学長
「本来、合格とすべきところ、不合格となった方が5名」
約1年前に行われた入試の「物理」の2問について、先月、外部から「解答例は間違いではないか」との指摘があったといいます。
大学側は実際に間違いがあったことを認め採点をやり直したところ、5人は本来合格していたにもかかわらず、不合格と判定されていたことが分かりました。さらに、別の2人は、本来第1志望のコースに合格していたにもかかわらず、第2志望のコースでの合格になったことが判明したのです。
富山大学の学生は「もし、自分がそれで不合格になっていたら遺憾」と話していました。
大学側は不合格とされた5人に合格通知を送る予定で、希望すれば、2年生に編入するか、1年生から始めることを認めるといいます。また、不合格により生じた経費も補償するとしています。
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受験を終えたばかりの都内の高校生からは、次のような声が聞かれました。
4月から大学生の高校3年生(18)
「1年たって『採点ミスでした、ごめんなさい。大学入れますよ』というのは、あまりにも無責任」
「すぐには受け止められないなと」
4月から大学生
「なんで、いまさら急に(ミスが)出てきた?って感じですよね。そんなガバガバな大学なら、別に入らなくてよかったんじゃないかなと」
富山大学は、6月末までに再発防止にむけた報告書を取りまとめる予定です。
(2023年3月6日放送「news zero」より)
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