「(牧原について)チームを動かそうとした時には絶対的な切り札になる」栗山監督(2023年3月1日)
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督は1日、愛知県名古屋市のバンテリンドームで鈴木誠也選手のWBC出場辞退および牧原大成選手の追加招集について発表し、記者の質問に答えました。
栗山監督:いろいろ、ご心配をおかけしまして。まずは鈴木誠也選手ですけれども、ほんとに、本人もすごく、本人が一番悔しいし、ショックだろうし、申し訳ないという風に思ってるし。話をしましたけど、結構誠也には無理言って、日本の野球のために頼むというようなお願いをしている中で、大変なスケジュールの中の決断でもあった中でね、負担をかけたなということで、本人にも謝ったけれども。本人が一番悔しいし、本人が本当につらいと思うし。ただこちらとしては、とにかくね、去年本当にメジャーでも悔しい思いをする中で、何が何でもっていうシーズンに向かっていっただけにね、本当に早くけがを治して、大活躍をしてほしいなと、それを祈るのみなんで。ですから、場所が気になるところではあるけれども、誠也が早く戻ってきて素晴らしい野球をメジャーリーグで見せてくれる、それをこっちは祈ってるだけなんで。こっちがどうのこうの、どうでもいいっていうか、そんなことよりね、まず誠也のことがすごく心配なので、本当に、ひたすらそれを祈りたいということと、本当にそういう負担を調整するにあたってね、負担をかけたことを含めて、本当に申し訳なかった、すみませんということは伝えましたけど。とにかく、早く、元気でプレーしてくれることを祈っています。で、チームとしても追加召集をして、もう時間がないんでね、やっていかなければいけないということで。それを誠也と話をした後に、コーチの人たちとも色々話をしましたけれども、とにかく今のメンバーで一番必要なところとして、勝ちやすい形とするために、ホークス・牧原選手を呼んで、一緒に一つになって戦っていきたいという風に思うんで。いつチームに合流できるかっていうのはこれから細かくやっていくけれども、なるべく早く来てもらって、大阪くらいには遅くとも合流してもらうというお願いをしてるけれども、そういう形でさらに前に進めるようにやっていきいます。
Q:牧原選手を選んだ理由は
栗山監督:もちろん鈴木誠也選手の代わりというのは日本の野球界には(いない)。(牧原選手は)そういうタイプでないのでね、そういうことではなくて、今いるメンバーと誰が加わったときに一番幅が広くて一番勝ちやすい形になるのか、どんな状況にも対応できて一番プラスになっていくのか。
幅を広げてもらうという意味ではね、牧原選手というのはもともとすごく(能力が高い)というところもあったので。ちょっとここから切り替えながら調整するのは本人にも負担をかけてしまうけど、本当に能力高い選手だし、全ての面でこっちは信頼してるのでね。それが一番、今のチームが勝ちやすい形だと思って、そう(追加招集)させてもらいました。
Q:大会まで8日、牧原選手が加わることによる変化や牧原選手の役割とは
栗山監督:この前(2月25日、26日)の侍との試合を見てもらって分かる通り、センターの守備のスピードだったり判断だったり、そういうのは外野の判断も含めてみんなが分かってる通りだし、僕らがホークスとやってるときはショートもセカンドもどこでスタメンでいけるし、そういう意味では昨年あれだけの数字を残してるのはもともと理解をしてたし、気になっているところもあるので。
そういう意味ではあとからでも先からでもどこからでもいけるというのは大きくチームが動かそうとした時には絶対的な切り札になっていくのでね、本人は大変だと思いますけど、ありがたい選手に参加してもらうので、待ってます。
Q:メンバーが変更により、今後どのようなチームを作り上げていきたいか
栗山監督:メンバーが変わるというか、メジャーリーガーたちが何人か参加していく中で、ここから第1戦に向かってチームを作っていく、もっと言えば試合を戦いながらもっともっと強くなっていくチームだと信じているので。
そういう意味では牧原選手自身は大変だと思うけど、彼の能力があればやってくれると信じているので、ここから思った通り。
もともといろんなことが、例えばプロ野球チームを預かってて開幕するあたったって、思った通りにはいかないので、そういうところも含めてね、いろんな想定の中で前に進むわけなので、このメンバーで勝ち切れるようにしっかりやっていきます。
日本代表の次戦は『侍ジャパンシリーズ』中日戦、3月3日(金)よる7時試合開始です。
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