つらい鼻水と痒み…今年のスギ花粉は『過去10年で最多』予想！家電問い合わせも増加（2023年3月1日）
花粉の飛散が２月２８日から急増しています。今年は過去１０年で最もスギ花粉が多くなると予想されて、近畿ではまもなく飛散のピークを迎えそうです。
日中の気温が４月並みに暖かくなった３月１日の大阪市内では…。
（街の人）
「やばいですほんまに。きょうすごいです。鼻水とかめっちゃ出ます」
「息子の鼻水がタラタラ出ているので、もしかしたら花粉症かなと思って」
大阪府によりますと、スギ花粉の飛散は２月２２日から始まり、２月２８日に急増しました。
２０２１年３月の滋賀県の伊吹山の映像では、スギの木を少し揺らすと大量の花粉が飛散する様子が映っていました。雄花ひとつに約４０万個の花粉があると言われていて、気温が上がると花が開き、一気に花粉が飛散するのです。
環境省によりますと、いまや日本人の半数近くが悩まされているという花粉症。今年は京都や兵庫など１２の都府県で『過去１０年で最もスギ花粉が多くなる』との予想が出ていて、近畿ではまもなく飛散のピークを迎えそうです。
そんな中、大阪市中央区にある家電量販店「エディオンもりのみや店」では、２月から花粉対策コーナーを設けて衣類乾燥機や加湿器などの家電を充実させました。最も問い合わせが多いのはやはり「空気清浄機」だといいます。
（エディオンもりのみや店 倉益伸之さん）
「去年はコロナ対策という形での問い合わせが多かったのですが、今年に関しては花粉に困っているので（花粉を）一番強力にとってくれるのはどれなの？というのが一番多い印象ですかね」
花粉症の社員のために特別な手当てを導入する企業もあります。東京・中央区にある企業「ラフール」では、「花粉症手当」としてティッシュやマスクなどを無料で配布するだけでなく、花粉症の診察にかかった費用も会社が全額補助しています。
（ラフール・広報ＰＲ 大澤直人さん）
「生産性の低下を防ぐという意味で非常に重宝されていますね」
すでに症状のある人だけでなく、これまで大丈夫だと思っていた人も注意が必要になりそうな今年の花粉。対策が必要なようです。
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