【子ども“放置死”】22歳母親“初公判”で涙 交際相手とのLINEに書かれた内容とは

【子ども“放置死”】22歳母親“初公判”で涙 交際相手とのLINEに書かれた内容とは

【子ども“放置死”】22歳母親“初公判”で涙 交際相手とのLINEに書かれた内容とは

去年7月、当時2歳と1歳のきょうだいを車の中に放置し、熱中症で死亡させたなどの罪に問われている母親の初公判が行われました。母親は、事件の3週間前にも弟1人を車に残して買い物にいき、警察などが駆けつける騒ぎを起こしていました。その際、交際相手に送ったLINEの内容とは…。

   ◇

去年7月、姫梛(ひな)ちゃん(当時2)と煌翔(こうが)くん(当時1)のきょうだいが車の中に置き去りにされ、熱中症で亡くなりました。母親の長沢麗奈(れいな)被告は、交際相手に会っている間、2人を車内に放置・死亡させた保護責任者遺棄致死罪に問われています。

去年7月、事件があった日の神奈川・厚木市は、外の気温が30℃を超える真夏日でした。なぜ幼い命は、失われなければならなかったのでしょうか。

横浜地裁・小田原支部で行われた28日の初公判で、起訴内容について問われた母親は、涙を流しながら「間違いないです」と認め、席に戻ると眼鏡を外し、ハンカチで涙をぬぐいました。

   ◇

実は、長沢被告は事件の3週間前にも車内に煌翔くんを放置し買い物に出掛けていて、警察などが駆けつけていました。検察側が示したのは、その際、交際相手の男性に送ったLINEのメッセージです。

【交際相手とのLINEやりとり(検察側の証拠調べより)】
長沢被告(去年7月8日)
「児相の人来るかも」
「警察に怒られたの笑」
「警察、消防きたのえぐすぎでしょ笑」

おおごととは思っていないような様子でした。

そして事件当日の去年7月29日、交際相手と2時間44分会ったあと車に戻ると、倒れていた2人を発見。車を近くの公園に移動させました。

救急とのやりとりでは、放置はしておらず、「車内に一緒にいた」と説明しました。

救急(去年7月29日)
「車に放置していた?」

長沢被告(去年7月29日)
「放置してない。わかんない。一緒にいたのに…」

救急(去年7月29日)
「水分あげてください」

長沢被告(去年7月29日)
「息してないよ。息してるというかうんうん言ってる」
「姫梛…煌翔…姫梛…煌翔…がんばれ」

40度以上の熱があったとみられる2人。現場に駆けつけた消防隊員は、「同じ車内にいたのなら、長沢被告も同じ状態になるのでは」と疑問に思ったといいます。

検察側は、「犯行後に救急隊や関係者などにウソの説明をするなど態様が悪質」と指摘しました。一方、弁護側は、「日常的な虐待はなく、愛情を持って2人を育てていた。エアコンをつけていれば大丈夫だと思ってしまった。短時間で戻るつもりだったが、交際相手に引きとめられ、長時間になってしまった」と主張しました。

判決は、来月8日に言い渡される予定です。
(2023年2月28日放送「news zero」より)

#神奈川県 #厚木市 #初公判 #日テレ #newszero  #ニュース

◇日本テレビ報道局のSNS
Facebook https://ift.tt/p1bFzXY
Instagram https://ift.tt/jlFhbkZ
TikTok https://ift.tt/YVyOWu9
Twitter https://twitter.com/news24ntv

◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS HP
https://news.ntv.co.jp

日テレNEWSカテゴリの最新記事