【無責任】「大した事ない」“お湯替え2回”旅館社長 会見で明らかになった“新事実”(2023年2月28日)

【無責任】「大した事ない」“お湯替え2回”旅館社長 会見で明らかになった“新事実”(2023年2月28日)

【無責任】「大した事ない」“お湯替え2回”旅館社長 会見で明らかになった“新事実”(2023年2月28日)

 大浴場のお湯の入れ替えを年に2回しか行わず、レジオネラ属菌が基準値の3700倍検出された老舗旅館「大丸別荘」。28日、社長が会見を開いてレジオネラ属菌について「大した菌じゃないという先入観があった」などと語りました。

 大丸別荘・山田真社長:「大変深く反省し、おわび申し上げたいと思います。申し訳ございません」

 深々と頭を下げた老舗旅館の社長。しかし、会見で分かったのは驚くべき「認識の甘さ」でした。

 大丸別荘・山田真社長:「代表者としての私自身の法律の認識が甘く、レジオネラ属菌はどこにでもある一般細菌という安易な考えで、また、大浴場は掛け流しなのでかなりお湯が入れ替わっているから大丈夫と考えておりました」「(Q.大浴場に社長自身つかっている?)風呂に入るかということですか。毎日2、3回入っています」「(Q.レジオネラ属菌が出た時も?)もちろんそうです」「(Q.ちょっとおかしいみたいな?)いや~全くないです」

 創業1865年。昭和天皇が宿泊したこともある福岡県筑紫野市の「大丸別荘」。県の条例で、週に1回はお湯を取り換えなければいけないはずが、2019年12月以降、行っていたのは1年に2回。さらに、保健所の検査で基準値の3700倍のレジオネラ属菌が検出されました。

 大丸別荘・山田真社長:「先ほど申しましたようにレジオネラ属菌は一般細菌で、どこにでもいるという軽い気持ちがあった。それまでもレジオネラうんぬんで特別に訴えというか、お客様の声もなかったのでかなり安易に考えておりました」

 川や温泉などに生息するというレジオネラ属菌。人体に危険はないのでしょうか。

 NPO浴衛協九州支部・新道欣也支部長:「風邪と似たような症状で治まる場合もあれば、重篤化しますと、適切な抗生剤等で措置をしなければ死亡例は7日以内で亡くなる方が多い。エアロゾル感染なんです。水滴を肺に吸い込むことで感染します」

 実際、去年には神戸市の有馬温泉で浴場を利用した70代の男性がレジオネラ属菌に感染し、死亡しています。

 大丸別荘・山田真社長:「神戸で亡くなられたとか『自分のところは大丈夫だろう』と『だろう』というか『大丈夫』っていう確信がないと。もちろん間違った確信でしたけど(確信がないと)営業しないわけで。レジオネラ症というのは大したことないだろうと。仮に亡くなられた方がいてもコロナじゃないですけど、元々基礎疾患があるとか、たまたまきっかけにというとあれなんでしょうけど、そんな捉え方をしてました」

 明らかとなったのは、根拠のない自信と無責任な姿勢。

 大丸別荘・山田真社長:「(Q.利用者の健康はどうでもいい?)そうですね。そう言われれば、そういうことになりますね。でも、どうでもいいという気持ちはなくて、よそ(神戸市)の事例を聞いた時にそういう印象を持ったということで」

 さらに、消毒用の塩素注入も怠っていましたが、その理由は。

 大丸別荘・山田真社長:「塩素を注入しなかったのは、塩素の臭いが体質に合わず嫌いという身勝手な理由でございました」

 そのため、県の調査に対し、行っていたのは虚偽の報告でした。

 大丸別荘・山田真社長:「日に2回測定する塩素濃度(それを記録する)管理簿というもの。それを適当に書いて出した」「(Q.法令違反だという意識は?)ええ、もちろんありました」

 コロナ禍で客が激減するなか、ますますルーズになっていたという衛生管理。新たな事実も分かりました。

 大丸別荘・山田真社長:「(Q.客室の洗面所の蛇口から(温泉水が)出る?)一応、タンクに入れたお湯が60℃であると。60℃あると殺菌ということになる。それを出していた」「(Q.蛇口から飲用許可を得ずに出していた?)そうですね。そこまで気が回らなかった」

 適正に管理されていない温泉水に、基準値を超えるレジオネラ属菌が含まれていた可能性もあります。入浴施設衛生管理推進協議会の新道さんによれば、たとえ加熱したとしてもリスクがあるといいます。

 NPO浴衛協九州支部・新道欣也支部長:「レジオネラ属菌も様々。50種類以上の属性が分かっている。なかには耐性菌で、温度に強いものにコロナもどんどん変異していくが、様々な変異していくなかで耐性菌も出てきている。飲泉であるかないかにかかわらず、衛生管理をするのは基本中の基本」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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