「これだけ多くの人たちが声を出して応援しに野球場に戻ってきてもらった」栗山監督(2023年2月25日)

「これだけ多くの人たちが声を出して応援しに野球場に戻ってきてもらった」栗山監督(2023年2月25日)

ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）日本代表「侍ジャパン」は25日、「侍ジャパンシリーズ」でソフトバンクと対戦し、8－4で勝利を収めました。
初陣を勝利で飾った栗山英樹監督に試合後、話を聞きました。

Q：今日の試合を振り返って？
栗山監督：試合をやるとやっぱりいろんなものが見えてくるし、課題も、そして少しの時間の中でやらなきゃいけないこと、できる限り準備をして迎えたいと思います。

Q：今日はどんなことを課題に試合に臨んだのか？
栗山監督：課題というか、選手たちの状況がどういうふうな、僕が見てる状態と一致してるのかどうかっていうこと、それからそんなに多くはサイン出してませんけど、このケースで選手がどんな反応をするのか、やっぱり思った以上にこっちが思い切りいってほしいところでも、チームのためにっていう気持ちがすごく出る感じも分かったし、そうであればどういうふうにサインを出していってあげた方が選手がやりやすいのかとか、基本的にはこれだけの超一流のプレイヤーが揃っているので、なるべく選手たちのやりたいことを上手く手伝ってあげながらっていうふうには思っているので、そういうのをちょっと、折り合いというか、感じられるところもあったんで、やっぱり素晴らしい選手たちなんで、自分のことよりもチームのためにやってくれる感じってものすごく強いんで、それも含めて、しっかりと把握しながらやっていきます。

Q：佐々木朗希投手のピッチングを振り返ってどうか？
栗山監督：本当にボールの状態はすごくいいし、抜け球も少なかったし、本当にいいボール行ってたと思います。

Q：（佐々木朗希投手について）去年の強化試合から見て、成長・対応はどうか。
栗山監督：僕が成長とか、そういうレベルではもうないのでね、自分のあのボールを操るというところはもちろんね、どのピッチャーもボールが変われば大変なところは分かってるんで、うまくここに持ってきてくれたなという感じはします。

Q：その後に投げた投手は監督の目にどう映ったか？
栗山監督：本当にそこだけで、ボール自体はみんな良いんでね、例えば思ったところにボールが抜けたりする中で、ちょっと何とかしなきゃいけないというふうになったけど、心配することないなというふうに思って見てたんで、はい。

Q：宇田川投手をピンチの場面で投入した理由は？
栗山監督：球数的に、宮城の球数とかもいろいろあるんで、まあそういう意味では、できれば誰かがランナーを置いた中で行かなきゃいけないという準備もしたかったんで、それも特に彼の特徴なんで、見たかったんで、タイミングがあったんでね、はい。

Q：宇田川投手のピッチングは期待に応えた？
栗山監督：いやいやもう、ご覧の通りです。

Q：岡本選手が3打点というところ、バッティングはどうだったか？
栗山監督：本当に状態が良いなと思って見てましたけど、そのままやっぱりああいうところでしっかり出せるっていうのは、（岡本）和真も本当にジャイアンツで修羅場をくぐっている中で、素晴らしいバッティングだったと思います。

Q：改めて今日のタイブレークの練習の意図は？
栗山監督：意図っていうか、誰も経験したことのないタイブレークなんで、やっぱランナー2塁からっていうのは意外と考え方の幅が広いんでね、やってみてやっぱり、まあまあ色んな考え方あったんで、はい、そういうことですね。

Q：（タイブレークの練習は）高橋宏斗投手に託したが、本戦でもそれを見据えてということか？
栗山監督：11月は（伊藤）大海いって、今回いってっていう、まあ順番にいろんなピッチャーたち見ていますけど、何がどういうふうに必要なのか、大体こっちとしてはこういう要素が必要なんだろうなと思ってるところもありましたけど、今日の相手の津森投手なんか見てても、やっぱりいきなりあそこから始まるっていうプレッシャーみたいなものとか力みとか、当然みんな起こるし、そういうのも含めていろんなものを、今日（高橋）宏斗なんかはほんとにボール良かったし、素晴らしかったんでね、ただ本人からすれば1点取られちゃったと思ってるのか、そうではなくてこっちから見てたらほんとに素晴らしいボールが行ってて、良かったなっていうのがすごく強いんでね、はい。

Q：満員で声出し応援もあったが、初の強化試合はどうだったか？
栗山監督：ほんとに僕が勝手にとらえてることで、これ合ってるとか間違ってるとか正解とかそういうことではなくてね、日の丸を背負う、それからこれだけ多くの人たちが声を出して応援できるように野球場に戻ってきてもらった、そういう意味では、日本の国がとか、ちょっと変な意味ではなくて、やっぱりみんな元気になるためにね、元々国歌っていうのは、僕の捉え方としては国民の皆さんが幸せになるようにという歌詞というふうな捉え方をしているので、本番、東京ドームで始まったときに、全ファンの皆さんと僕らが一緒に、国歌を一緒に歌って、さあ一緒に戦うんだっていう形にぜひしたいんで、そういうふうなきっかけになったらいいと思っているので、その辺の伝え方もぜひしてもらえると嬉しいなと思います。

Q：あすの試合の意気込みについて
栗山監督：一日一日、課題をしっかりこなしていくだけなので、全力でやっていきます。
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