「とにかくみんなに喜んでもらうように努力するだけ」侍ジャパン・栗山英樹監督(2023年2月24日)
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督は24日、あす行われる『侍ジャパンシリーズ』ソフトバンク戦を前に、記者の質問に答えました。
Q:山川穂高選手は休日にも練習を行っていたが
栗山監督:全部の練習を見ているわけではないんだけど、どういうふうな感じでやってるか聞いている中で、連日遅くまで、最後まで(バットを)振り込んでいって、なんとか…っていう思いはすごく伝わってる。休みの日にやったから良いとか悪いとかそういうことではなくて、普段の練習の姿とか見てても、みんなが必死になってくれるのはすごく大きいので、楽しみにしてます。
Q:明日のスタメンは決まったか
栗山監督:15時に発表する。みんなが分かりやすいように、もう少ししたら全部メンバーを出します。
Q:先攻後攻は
栗山監督:(スタッフが「明日は後攻です。」)それも分かってないくらいだから、俺。とにかく2日間、こっちがあまり意図をもって動くよりも、シンプルに客観的に見たいというのがある。打順の意図というよりも、2試合でバランスよく変えて、早めに変える人は早めに打順を上げてっていうだけなので、そこにはあまり大きな意図は含まれてない。
Q:三塁ベースコーチは、白井一幸コーチが務めるか
栗山監督:そうだと思います。それも何人か、雅(清水雅治コーチ)もできるし、城石(憲之コーチ)も久しくやってないって言うけど、もともとサードコーチャーやってたし、そういう人たちもいるので、みんなには準備しておいてよとは言ってあります。
Q:明日は本番を見据えた采配を重視して臨むか
栗山監督:いえ、明日は見させてもらいます。
大事な場面でこういうケースが本番であるだろうなっていう時には、特別にサイン出すかもしれないけど、基本的には流れとかが違うので。ただ終盤になって競れば当然そういう動きもあるだろうし、タイブレークの可能性の時にはもちろん動かすし、それも含めてやる。あんまりイメージは持ってないけど…というか、こっちが思ってる状態と、試合の感じで「やっぱりこんな感じか」っていう自分の頭の中で生きさせたい状態がある。それが第1テーマなので。
Q:明日・明後日の強化試合は、試合の中での選手の状態チェックが主になるか
栗山監督:僕が思ってるイメージとのギャップと、選手が今こういう状態なんだろうなっていうギャップの埋め方、確認含め、あとは言えないところの自分が気になってるところを自分の中で落とし込むだけです。
Q:実戦的な選手の動かし方に入るのはいつから
栗山監督:もちろん、ずっとそれは持ってやるんだけど、選手自身がこれだけの一流選手なので本番ではちょっと違うから、そこに持って行ってあげないとどうにもならない。違うところで違うことやってもあんまりかな、というのは考えながらやっています。
Q:大リーグでは大谷翔平投手と藤浪晋太郎投手の投げ合いが決まったが
栗山監督:監督という立場ではなく、いち野球ファンとして、ぜひ皆さんが楽しんでいただけたらという思いです。
Q:昨日、白井コーチがキューバ代表の試合を視察していたが、報告などは受けたか
栗山監督:細かい話は別として、大まかなことはなんとなく。細かくはここからなんで。あんまりイメージを膨らませすぎるのもなので、うまく報告してくださいと言っておいたけど(笑)
Q:選手はとても良い表情で野球をしているが、栗山監督自身は明日の試合に向けてどのような気持ちか
栗山監督:必死になりすぎないように普段通りやりましょうと伝えている。でも、そう言ったって力も入るし、いろんなことを思って選手それぞれの立場でやると思うんだけど、とにかくこっちは選手の良いものを出してください、それをうまく組み合わさせてもらって、とにかくみんなに喜んでもらうように努力するだけ。勝つのは選手なので。
『侍ジャパンシリーズ』ソフトバンク戦は25日(土)、13時30分試合開始予定です。
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