【2歳児“暴行死”】元勤務先の関係者「明るくて印象のいい方だったのは確か」

【2歳児“暴行死”】元勤務先の関係者「明るくて印象のいい方だったのは確か」

当時2歳の息子に暴行を加え、死なせたとして母親が逮捕された事件で、22日夜、母親の元勤務先の関係者が取材に応じました。“頼りになるお姉さんキャラ”だったという一方で、子どもに関する話はほとんどしなかったといいます。

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当時2歳の息子を母親が暴行し、死なせたとされる事件。「news zero」は22日夜、逮捕された母親の元勤務先の関係者に話を聞きました。

田代容疑者の元勤務先の関係者
「すごくよく働いてくれていた、お姉さんのような感じ」

“頼りになるお姉さんキャラ”だったというのが、去年4月、神奈川県藤沢市の自宅で、当時2歳だった息子・空来（そら）ちゃんに暴行を加え死亡させた疑いで、22日に送検された田代芽衣容疑者（27）です。

田代容疑者の元勤務先の関係者
「いつもにこにこして、はきはき、しゃべることも本当に明るくて、印象のいい方だったのは確か」

――事件を知ってどう思いましたか？

田代容疑者の元勤務先の関係者
「びっくりというのが第一印象で、本当に同じ人なのかなと」

一方で、田代容疑者は子どもに関する話はほとんどしなかったといい、空来ちゃんが生まれる前から“虐待が疑われる”状態だったといいます。

そのため、神奈川県の平塚児童相談所は、生まれてすぐ空来ちゃんを“一時保護”しました。その後、親子関係が整ったとの判断で、事件の約3週間前にあたる去年3月、空来ちゃんは田代容疑者に引き取られました。

しかしその翌日、空来ちゃんの様子を見るため、担当者が家庭訪問をすると、空来ちゃんの顔に“あざ”があるのを発見したといいます。

担当者が「どうしたの」と聞くと、「どこかにぶつけたんだと思う」と田代容疑者が答えました。担当者はそのまま自宅を後にし、関係機関に報告したといいます。

その後も、担当者は面会を申し込みましたが、発熱などを理由に断られ、会えない状態になりました。引き取られて約3週間後、空来ちゃんは亡くなりました。

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保護措置が解除されてすぐ起きた事件について、専門家はどう見たのか。

元児童相談所職員　山脇由貴子氏
「あざもあったにもかかわらず、その後、面会断られてもそのまま放置したという問題は、かなり大きいと思う」
「母親との関係が壊れるとしても、子どもの安全が確保されていないなら、（親の同意のいらない）一時保護すべき」

児童相談所は、「対応が十分だったかどうか、第三者の検証を行いたい」としています。
(2023年2月22日放送「news zero」より）

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