【出現】島に通じる“天然の橋”~宇宙から渦…巨大サイクロン(2023年2月22日)

【出現】島に通じる“天然の橋”~宇宙から渦…巨大サイクロン(2023年2月22日)

【出現】島に通じる“天然の橋”~宇宙から渦…巨大サイクロン(2023年2月22日)

 イタリアの湖に突然、現れた天然の橋。島に歩いて行けるとあって大人気となっているのですが、原因は異例の干ばつです。影響は他にも広がりつつあります。

 「島に歩いて行ける」と観光客が殺到。湖に浮かぶ島なのですが、その水位が下がって陸地につながったのです。

 イタリア最大の湖「ガルダ湖」。湖のなかにはいくつかの島があり、そこには13世紀に建てられたお城など、中世の面影を残してます。普段は湖の底なのですが、まるで橋ができたように島に歩いて渡れるのです。SNSでも拡散され、世界中で話題に…。

 地元住民:「ここに住んで18年だが、こんなに干上がった湖は初めて。よくボートで来たけど、今回は歩いて来られた」

 まるで昔からある遊歩道を歩くように、島へ渡る人々。なかには自転車で向かう人もいます。衛星から見ても1年前は島と陸地の間が水で覆われていますが、現在、水位は下がって湖の底が現れ、陸続きになっているのが分かります。

 では、なぜ湖の水位は下がったのでしょうか。ガルダ湖に流れ込む川、そのもとをたどるとイタリア北部のアルプス山脈。海外メディアによりますと、アルプスに降った雪は例年の半分以下であるため、湖に流れ込む水量が減ったといいます。

 地元の住民が見たことがない光景。冬の乾燥した天候は数週間続いていて、湖の水位の低下は今後も続く可能性も。

 さらに、湖のそばを流れるポー川も水量が60%減少し、海に流れこむ水量も低下。そのためアドリア海に面するベネチアの水位も低下しています。

 ゴンドラ乗り場は場所によっては1メートル以上、水位が低下。水底が深い運河はゴンドラに影響ありませんが、細い運河などは干上がり、多くのゴンドラが運航できない状況が続いています。

 一方、アフリカ大陸の東の沖合では、インド洋上で巨大なサイクロンが発生。その名は「フレディ」。国連は危険なレベルのサイクロンと警告。宇宙から見ると、サイクロンの中心部がくっきりと…。危険な、巨大な嵐がアフリカに向かっているのです。

 宇宙からはっきりと見えるサイクロン「フレディ」の中心部。今後、マダガスカル島を通過し、アフリカ大陸東部を直撃すると予想されています。その通り道にあたる住民たちは警戒を強めています。

 マダガスカルの住民:「私たちは低いに土地に住んでいるので洪水が怖い」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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