【独自】花粉飛散「飛び始めから一気にピーク並」神奈川県の研究員「ただ事ではない」(2023年2月21日)

【独自】花粉飛散「飛び始めから一気にピーク並」神奈川県の研究員「ただ事ではない」(2023年2月21日)

【独自】花粉飛散「飛び始めから一気にピーク並」神奈川県の研究員「ただ事ではない」(2023年2月21日)

 スギ花粉の飛散が神奈川県では飛び始めから早くもピーク並みになっていることが分かりました。

 神奈川県厚木市にある「自然環境保全センター」では花粉の飛散状況をいち早くつかむため、スギ林の中に花粉の観測機器を設置して飛散した花粉の数を手作業で計測しています。

 センターによりますと、今シーズンは比較的遅い2月8日にスギ花粉の飛散が始まりました。

 花粉は8日に1平方センチあたり4個ほどでしたが、暖かくなった先週末に一気に増加し、18日は17日の約10倍の750個、さらに翌日の19日には、その倍の1659個に急増しました。

 一日あたりの飛散数は、去年は最大で929個でした。

 花粉を数えた齋藤央嗣主任研究員は「20年ほど花粉を数えているが、ここまで急激に花粉の飛散が増加するのは今まで見たことがない。そもそも今年は花粉を作るスギの雄花が多いことから過去最多の飛散予想をしていて、実際に計測し、ただ事ではないと感じた。花粉の飛散量が今までなかった(1平方センチあたり)1万個を超える可能性もゼロではない」と話しました。

 センターの計測では、過去最多は2011年の9096個です。

 齋藤主任研究員は関東地方の予報で今後、晴れる日が多いことから、来週には今シーズンの最初のピークが来るのではと見込んでいます。

 そのうえで「コロナで着けているマスクは花粉にも有効だ。花粉対策として、野外でのマスク着用を4月いっぱいはすることをお勧めしたい」としています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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