火災の死因4割を占める「ガス中毒」の『特効薬』開発を発表 有毒ガスを尿の中に排出(2023年2月21日)
建物火災の死因で4割を占めるガス中毒について、同志社大学などが火災現場で治療できる特効薬を開発しました。
京都アニメーションや大阪・北新地の放火事件など、建物火災での死因は約4割が火災で発生した一酸化炭素などのガスを吸い込むガス中毒だとされています。
同志社大学などの研究グループは、マウスへの実験などで、有害なガスが尿の中に排出される特効薬を開発したと発表しました。現在、火災のガス中毒は限られた病院でしか有効な治療ができませんが、特効薬を火災現場や救急車の中で活用するなど、その即効性や携帯性が期待されています。
研究チームは今後、安全性を確認する試験などを行い、数年以内の実用化を目指すとしています。
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