北朝鮮がICBMに続き“超大型放射砲”発射訓練 存在感増す金与正氏「米軍の行動にかかっている」|TBS NEWS DIG

北朝鮮がICBMに続き“超大型放射砲”発射訓練 存在感増す金与正氏「米軍の行動にかかっている」|TBS NEWS DIG

北朝鮮がICBMに続き“超大型放射砲”発射訓練 存在感増す金与正氏「米軍の行動にかかっている」|TBS NEWS DIG

北朝鮮は、週末にICBM=大陸間弾道ミサイルを発射したのに続き、きょう「超大型放射砲」を発射しました。金正恩総書記の妹・与正氏はさらなる発射の可能性もほのめかすなど、朝鮮半島で再び緊張が高まっています。

「長距離砲兵区分隊の放射砲射撃訓練が行われました」

北朝鮮の国営テレビはきょう正午、「超大型放射砲」と呼ばれる600ミリ口径の放射砲の発射訓練が行われたと写真を交えながら報じました。

北朝鮮がICBMを発射したのをうけ、アメリカ軍の戦略爆撃機「B-1B」が韓国軍の戦闘機と編隊飛行する合同訓練を、きのう行ったことにも言及。強気の姿勢を示しました。

「敵の飛行場1つに1門、4発だけを割り当てればよいほど、恐るべき威力を誇る戦術核の攻撃手段だ」

ICBMに超大型放射砲と、特徴が大きく異なる兵器で発射を立て続けに行った北朝鮮。

この意図について韓国の専門家は…

韓国国防安保フォーラム 辛宗祐事務局長
「戦術的な焦りというよりは、すべて計画通りに進めていると思います。北朝鮮は挑発に使える手段が多いので、核実験はそれらを見せつけるのが終わってからになるでしょう」

朝鮮半島で緊張が高まるなか、再び存在感を出しているのが金正恩総書記の妹・金与正氏です。

最近は、軍事パレードなどで金総書記の娘を引き立たせる演出が多かった一方、「脇役」のような立ち回りに徹していたようにも見えましたが、きのう、きょうと連日で談話を発表。

内容を見てみると、おととい発射した大陸間弾道ミサイル「火星15型」について、韓国の専門家から▼発射に時間がかかったことや、▼ミサイルの再突入技術を疑問視する声が上がったことに細かく反論しています。

金与正氏(きょう発表の談話)
「推測・憶測・自分なりの評価…実に見物だと言わざるを得ない」

そして、さらなる発射を予告するかのような言葉も…

金与正氏(きょう発表の談話)
「太平洋を我々の射撃場に活用する頻度は、アメリカ軍の行動にかかっている」

米韓両軍は、今月22日から北朝鮮の核の脅威を想定した机上演習のほか、来月中旬には合同軍事演習を予定しています。

韓国政府の関係者は「当分の間、緊張水位が最高に高まる」との見方を示していて、警戒が高まっています。

岸田総理
「一昨日のICBM級の弾道ミサイル発射に続く北朝鮮の弾道ミサイル発射ですので、いま、国連の安保理に対しまして緊急会合の招集を要請しております」

相次ぐ北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、岸田総理は国連の安全保障理事会に緊急会合の開催を要請しました。

緊急会合は、日本時間のあす午前に開催されます。

北朝鮮の挑発行動について政権幹部の一人は、アメリカ・韓国の「軍事演習が相当脅威なんだと思う」と指摘しています。

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