JR西日本「融雪器」の使用基準などを見直し 1月の「列車立ち往生」受けて再発防止策(2023年2月17日)

JR西日本「融雪器」の使用基準などを見直し 1月の「列車立ち往生」受けて再発防止策(2023年2月17日)

JR西日本「融雪器」の使用基準などを見直し 1月の「列車立ち往生」受けて再発防止策(2023年2月17日)

JR西日本が、大雪への対応について、再発防止策をまとめました。

 (JR西日本 中村圭二郎副社長)
 「当社の対応に甚だ数多くの不手際がございました。心から深くおわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」

 2月17日午後3時ごろ、JR西日本の中村圭二郎副社長は、今年1月の大雪でJR京都線などが立ち往生した問題について、原因と再発防止策をまとめた報告書を国土交通省に提出しました。

 “10年に1度”といわれる最強寒波が関西を襲った1月24日。JRでは、大雪の影響で列車の行き先を操作する「ポイント」と呼ばれる装置が故障し、JR京都線などで列車の立ち往生や運転の見合わせなどが相次ぎました。

 (乗客 1月25日)
 「(電車に)10時間閉じ込められた。その間に体調不良の方もいっぱいおられた」

 乗客が最大で10時間近く閉じ込められ、16人が体調不良を訴えて救急搬送されました。

 (JR西日本 長谷川一明社長 1月26日)
 「お客様に列車にとどまっていただき、ポイントの復旧を急ぐという判断をしたところでございますが、長時間を要することとなり、お客様には多大なご迷惑をおかけした」

 2月15日には、前回の二の舞にならないよう線路の雪を解かす融雪器を予防的に稼働。夕方の時間帯に1時間ほど運転を見合わせたことでJR京都駅などが混雑しました。

 そして2月17日、JR西日本は会見で、乗客の誘導に関する判断や融雪器を使用する基準を見直すと発表しました。

 (JR西日本 中村圭二郎副社長)
 「体調不良のようなお客様救護に関わる情報は最優先で対応し、司令所内で確実に共有すること、ならびに消防署に即報することを改めて徹底致します」

 また、融雪器を使用する際も、従来の積雪10cmという基準から、今後は気温0℃以下で降雪が見込まれる場合を基準に見直すということです。

 (JR西日本 中村圭二郎副社長)
 「ああいった事態は二度と引き起こさないということで、おおむね1年以内に京阪神全域の融雪器を24時間以上稼働することができるタイプの融雪器に強化することを進めてまいります」

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