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【相次ぐ迷惑行為】飲食店「衛生対策」強化 店側も「イタズラしようという気が起こらないように…」
相次ぐ迷惑行為による騒動を受け、飲食店では衛生対策を強化しています。回転ずしチェーン各社では、AIカメラによる迷惑行為の監視強化などが行われています。また、以前から対策を行う焼き肉店では「イタズラをしようという気を起こさない」と語りました。
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回転ずしチェーンの「スシロー」では、注文された商品のみを提供し、自由に取っていい料理は回って来ないようにしています。そして希望者には、卓上の調味料や食器の交換を行っています。さらに簡単に触れられないように、客席とレーンの間にアクリル板を設置しています。
また「くら寿司」では一度取った皿を戻す行為などに対して、回転レーンの上に設置されているAIカメラのシステムを改修し、監視を強化しているということです。
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こうした中、茨城・土浦市の居酒屋「華族」では、一連の迷惑行為の騒動を受けて、衛生面の対策を強化しました。
対策に利用したのは、「タブレット端末」です。タブレットで、元々テーブルに置いてあった1つ1つ小袋に入っている「しょうゆ」や「ソース」などを注文できるようにしたといいます。現状では、2~3割のお客さんがタブレットで袋入り調味料などを注文をしているといいます。
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また「餃子の王将」では、調味料の容器に虫が入っていたトラブルが発生しました。騒動を受けて、衛生管理を徹底するために、調味料の提供方法を見直しました。
10日までは、テーブルに調味料のセットを常設していました。14日からは、お客さんからの注文後に、店員がギョーザのタレやラー油などを席へ持って行く方法に変更したということです。
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こうした中、飲食店で以前から行われている衛生対策について、千葉・佐倉市の回転ずし店「鮨やまと ユーカリが丘店」で行われている衛生対策を取材しました。
このチェーン店の一部店舗では、約10年前から「自動扉システム」を導入しています。レーンから注文したおすしが運ばれてくると、自動で扉が開きます。お客さんの元に料理が届くまで、外気に触れません。
設置当時から、「ドアが開くのが面白い」とお客さんには好評だということです。
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大阪・泉佐野市の焼き肉店「バイキング左近 末広店」でも、以前から対策を行っています。
お肉や野菜を取る「バイキングコーナー」に、防犯カメラを設置しています。お肉を直接、手で触ったりしないように、2台のカメラで監視しているといいます。
さらにテーブルの上にはメニューのみを置き、来店後に人数分の箸とおしぼりを渡すことにしているということです。この対策も、イタズラ防止や割り箸などの持ち帰りを防ぐために、10年ほど前から実施しているといいます。
さらにコロナ禍で、あるロボットが登場しました。その名も「ウッシーくん」です。近年、ファミリーレストランなどでも見かける「配膳ロボット」の一種で、「ウッシーくん」を使うと、スタッフが料理を入れてから、到着するまで、誰も手を触れることなく、料理を提供できるということです。コロナ禍で衛生面を気にする人も増えたため、なんと1台につき600万円をかけて、導入したということです。
焼き肉店の担当者は、「イタズラをしようという気が起こらないような対策を、我々もしないといけない」と話していました。
(2023年2月15日放送「news every.」より)
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