【事故から1か月】冨川芽生さんの父「朝から晩まで娘のことを考えている」韓国・梨泰院転倒事故

【事故から1か月】冨川芽生さんの父「朝から晩まで娘のことを考えている」韓国・梨泰院転倒事故

【事故から1か月】冨川芽生さんの父「朝から晩まで娘のことを考えている」韓国・梨泰院転倒事故

158人が死亡した韓国・ソウル「梨泰院」の転倒事故から、29日で1か月となりました。韓国に留学中、事故に巻き込まれ亡くなった冨川芽生さんの父親が取材に応じ、「娘の死を無駄にしてほしくない」と、涙ながらに話しました。

    ◇

冨川芽生さんの父・歩さん
「朝から晩まで娘のことを考えています……。すっかり生活も変わってしまいました」

北海道・根室市に住む冨川芽生さんの父・歩さんは、いまの思いを振り絞るように話しました。

冨川歩さん
「誕生日とか、そういうときにもいろいろものを贈ってくれる……。優しい娘でしたから……。残念でどうしようもないです」

先月29日夜に韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で起きた事故では、ハロウィーンで集まった若者たちが殺到し、折り重なるように転倒。冨川芽生さんを含む158人が犠牲となりました。

その事故の直後、歩さんは「うそであってほしい」と、韓国に渡りましたが、わずかな希望は異国の地で打ち砕かれました。

冨川歩さん
「26歳です。まだこれから……。やっと留学できて…」

亡くなった娘の芽生さんは、ことし6月から語学留学し、将来は韓国語を使った仕事をしたいと話していました。

事故後、歩さんのもとに、芽生さんの死を悼むメッセージが韓国の友人から寄せられました。

冨川歩さん
「みんなに仲良くして愛されていた。みんな同じようなこと言ってくれますね。娘はたくさん友達ができて幸せだったと思います」

韓国では今月22日、遺族らが責任の所在を明確にするよう政府に求めたほか、警察の特別捜査本部は、所轄の警察署などの対応に問題があったとして捜査を続けています。

そんな中、歩さんも、事故の真相究明を求めています。

冨川歩さん
「実際に事故が起きる前にいろんな通報があって、それでもなかなか動きが鈍かったというのもありますから、その辺がよくわかっていない」

「犠牲者の死が無駄にならないように、日本でも韓国でも安全な国になってほしいと思っています」
(2022年11月29日放送「news every.」より)

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