雪への備えに “除雪グッズ”大量購入…首都高 “予防的通行止め”の可能性(2023年2月10日)
10日は東京都心を含め、広い範囲で雪が予想されています。気象庁が異例の呼び掛けを行いました。
■“異例の呼び掛け”企業にも協力を
一瞬で、カメラの前が真っ白に…。山形県米沢市の山あいにある旅館の女将が撮影した映像です。
湯滝の宿「西屋」 女将・遠藤央子さん:「かなり風が一瞬吹きまして、森の中のこずえの雪が一斉に落ちてきて。眼鏡から上半身から全部ズブぬれになってやられてしまったので。手元が見えない状態で」
北海道北見市では、こんな現象も起きました。外に置いたカップラーメンが、食品サンプルのように凍っています。9日夜、北見市の気温はマイナス21℃に達していました。
気象庁と国土交通省は緊急発表を行い、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けました。
国交省 災害対策室・岩崎等室長:「企業の皆様におかれましても、社員の方々にテレワークや雪の影響が出る時間を避けた通勤時間にするなどを推奨していただく」
企業にも協力を求める異例の呼び掛けです。
■9年前…八王子で記録的大雪「降らないで」
雪への備えに追われる人もいました。
担当者:「スコップに関しても、前年比2倍ぐらい売り上げがありまして」
東京・八王子市にあるホームセンターです。スコップや融雪剤が次々と売れていきます。25キロの融雪剤を買おうとする男性。
利用客(70代):「(Q.大丈夫ですか?)いや大丈夫、すみませんね。あした、雪の予報だから」「(Q.おうちの前とか?)坂だから」
勤めている会社の買い出しに来た女性は、除雪グッズを大量購入です。
利用客:「(Q.全部でスコップが何本?)3本で、(雪かきソリ)が2個。すでにあるんですけど、ちょっと追加で。一応、あしたに備えて」
八王子では9年前、記録的な大雪に見舞われました。
9年前の記録的な雪で、アーケードが崩壊した商店街。同様の被害に備え、現在はアーケードが全面的に撤去されました。
この店は、今は可動式のテントを設置しています。
大巻精肉店・八木茂治代表:「もう9年前みたいに降らないでほしいですよね。いくらアーケードがなくなったとはいえ、建物も古い所もあるので、心配はあります」
■首都高 “予防的通行止め”の可能性
5年前にも、南岸低気圧の影響で大雪となり、首都高ではトラックの立ち往生が発生しました。
10日も首都高では、路面の状況によっては予防的通行止めを行う可能性があり、“ノーマルタイヤ”での雪道の走行は絶対にやめてほしいと呼び掛けています。
(「グッド!モーニング」2023年2月10日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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