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【お別れ】“上野生まれ”シャンシャンなどパンダ4頭が返還へ
今月はパンダのお別れが続きます。東京・上野動物園のジャイアントパンダ、シャンシャンとのお別れまで2週間となりました。
●4頭とさようなら
●返還後どう過ごす
●待ち受ける“壁”
以上のポイントを中心に詳しく解説します。
■今月、パンダ4頭が中国へ なぜ同じ時期に…
今月、次の4頭のパンダが中国へ帰ります。
東京・上野動物園 シャンシャン(5)♀
和歌山・白浜町 アドベンチャーワールド
桜浜・桃浜(8)双子♀
永明(30)♂
永明は子どもが16頭もいる“レジェンド”パパです。シャンシャンは今月21日に、22日には和歌山の親子3頭が旅立つことが決まっています。
日本国内には今、パンダが13頭いるので、4頭というのは結構な数です。お別れが同じ時期に重なった理由ですが、新型コロナウイルスの水際対策が緩和されてきた影響が大きいとみられています。
特にシャンシャンは当初、2歳になったら中国に返還される予定でしたが、その後、新型コロナの影響で返還が5回延期されてきました。ようやく日中間で専門家の行き来もできるようになり、“6度目の正直”で実現することになりました。
■シャンシャン 29年ぶりに一般公開の“上野生まれ”パンダ
4頭とも多くの人に愛されてきましたが、シャンシャンに焦点を当てます。
シャンシャンは、2017年6月に生まれました。生後5日目には、16センチほどの大きさでした。その後、白黒模様が出てきて、生後70日目にはパンダらしい見た目になっていました。それから、お母さんパンダの愛情を受けて、どんどん成長していったのです。
人気の理由の1つが、29年ぶりに一般公開された上野生まれのパンダだったことです。一般公開されたのは生後半年の2017年12月で、訪れた人たちは大興奮していました。丸々とした姿と少しおてんばな様子に多くの人がとりことなり、当時は“シャンシャンフィーバー”にわきました。観覧は抽選制で、公開時の最大倍率は144倍だったといいます。
シャンシャンは、先月からすでに返還に向けた検疫期間に入り、屋内のみの展示となりました。木の台の下をくぐり抜けたり、台を上がったり下がったりするなど元気な様子を見せています。返還に向けて、輸送のための箱に入る訓練もしているということです。
ちなみに、最終観覧日(19日)とその前日の観覧の抽選は、6日午後1時まで受け付けられていました。1日あたり最大2600人が観覧できますが、最終日の最後の時間枠だけは、当選者に整理番号が割り当てられます。
なぜ、最後の時間枠だけ整理番号が必要なのでしょうか。区切られた時間の中でも、「できれば最後のほうに見たい」という人が多くなり、混乱することも予想されます。番号通り順番に観覧してもらうことで、安全に配慮したということです。
■返還後の暮らしは 言葉の壁も…
なぜ、これだけ愛されている日本生まれのパンダが、中国へ渡るのでしょうか。
そもそもパンダは、研究のために日本へ貸し出されているということです。所有権はあくまで中国にあります。
上野動物園の場合、2019年当時、親パンダのリーリーとシンシンについては、東京都は2頭で年間約1億円のいわば“レンタル料”を払っていました。ただ、日本生まれのシャンシャンについては、当時は無償でした。現在はどうなっているのか、担当者に問い合わせてみましたが、協定が非公開になったため詳細は答えられないそうです。
パンダたちは、中国に返還されたらどう過ごすのでしょうか。
8歳の桜浜・桃浜は繁殖適齢期を迎えているということで、現地でパートナーをさがし、赤ちゃんを生むことが期待されています。5歳のシャンシャンも同じです。
30歳の永明は29年前に来日して以来、16頭もの繁殖に成功しました。長年にわたり繁殖に十分貢献したといい、中国に帰ることになったそうです。人間にたとえるともう90歳くらいだといい、余生をゆっくり過ごしてほしいということになります。
桜浜・桃浜たちの繁殖にも期待が高まりますが、過去の例を見ると若干の心配もあります。
前回の2017年に和歌山から中国へ渡った3頭のパンダがぶつかったのは、言葉の壁でした。これまで、飼育員などから日本語で呼びかけられていたのに中国語にかわり、最初は混乱したようです。日中の飼育員が協力し、時間をかけて中国語に慣らしたケースもありました。
食事の壁もあります。欧米から中国に返還されたパンダには、えさが口に合わず苦労した個体もいたそうです。渡航前に様々なえさが食べられるように訓練しているはずですが、それでも苦労はあるようです。
◇
この4頭がいなくなっても、日本にはまだまだパンダはいます。上野ではシャンシャンの弟・妹の双子パンダなど4頭、神戸でも1頭、和歌山でも4頭のパンダを見ることができます。さらに和歌山では、新たにオスのパンダを迎える検討もされているということで、今後に期待しましょう。
(2023年2月6日放送「news every.」より)
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