「紙」が最先端技術で生き返る 3分で「再生紙」に…紙おむつで風呂沸かす【SDGs】(2023年2月3日)

「紙」が最先端技術で生き返る 3分で「再生紙」に…紙おむつで風呂沸かす【SDGs】(2023年2月3日)

「紙」が最先端技術で生き返る 3分で「再生紙」に…紙おむつで風呂沸かす【SDGs】(2023年2月3日)

 テレビ朝日は「未来をここから」プロジェクトの一環で、気候変動問題などSDGs企画をお伝えします。3日のテーマは「つくる責任つかう責任」です。紙を最先端の技術で再生・再利用する現場を取材しました。

 東京・世田谷区にある城南信用金庫。

 エプソンが開発した「ペーパーラボ」は世界で唯一、ほとんど水も使わずに再生紙を作ることができます。

 城南信用金庫・総務部、池田久幸さん:「すぐに新しい紙ができるのでびっくりしました」

 城南信用金庫・用賀支店、五十畑智紀さん:「SDGsという言葉が浸透してきているので共通の話題からスタートできます」

 この機械は、1時間に700枚以上の再生紙を作ることができます。

 古紙は繊維レベルまで細かく戻され、情報は完全に消えます。

 金融機関が持つ個人情報を守る点でも有効です。

 新潟県十日町市。高齢化が進む豪雪地帯のこの街では、介護施設から大量に捨てられる紙おむつを再生エネルギーとして利用する取り組みが始まりました。

 紙おむつを“再資源化”スーパー・フェイズ、木村幸弘社長:「もちろん“うんち”が付いているやつも、すべてここから投入する」

 紙おむつは隣の清掃工場から出た180℃の熱を利用し、大幅に滅菌され乾燥した状態で出てきます。

 さらにペレット状に加工され、これを熱源に介護施設の風呂などに使うお湯を沸かします。

 世界でも例を見ない取り組みだということです。

 紙おむつを“再資源化”スーパー・フェイズ、木村幸弘社長:「いずれ僕もお世話になるだろう紙おむつを、リサイクルできたら良いなということでこういう考えに至った」

 十日町市では、保育園から出る紙おむつも再生可能エネルギーとしての利用を検討しているということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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