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フィリピンを“犯罪に利用”…なぜ?背景に貧困社会も(2023年2月4日)
日本が強制送還を求めている渡邉優樹容疑者ら4人が 拠点としていたフィリピン。これまでにも、日本人が犯罪の拠点や逃亡先に、フィリピンを選ぶケースがありました。背景に何があるのか。現地を取材しました。
■フィリピンの“美徳”悪用の面も
白鳥宏亮ディレクター(3日・マニラ)
「この辺りはもう道路じゃない。全然舗装されていません。この辺りはもう真っ暗ですね」
サタデーステーションが訪れたのはフィリピンの首都マニラ北西部にあるトンド地区。東南アジア最大のスラム街とも呼ばれる場所です。
白鳥宏亮ディレクター(3日・マニラ)
「こんな狭いところに洗濯物が干されていますね。こちらのお宅はもう電気が切れかかっています。ここの家は鉄格子がついています」
特殊詐欺の指示役とみられる渡邉容疑者ら4人はなぜこうした場所もある街で潜伏していたのでしょうか?
日刊まにら新聞 元編集長の酒井善彦さん(3日・マニラ)
「(理由として)一番あげられるのは地理的な近さですよね、4時間足らずでフィリピンに来れると。あとはフィリピン人の皆さんは情の厚いので困っている人がいれば守ってくれるという国民性がありますので、日本人側が利用するということは十分ありうると思います」
こう話すのは、日本人向けに発行されている現地新聞の元編集長の酒井さん。トンド地区を案内してもらうと、そこには貧困世帯が多く暮らしていました。フィリピンの平均年収はおよそ23万ペソ(日本円で約56万円)ですがこちらの女性は…
串肉を販売する地元女性(3日・マニラ)
「月収で1万5000ペソ(日本円で約3万6000円)くらいなので、足りないときはお金を借りるしかありません、借金をすることはフィリピン人の常識です」
別の男性は家族を養うため窃盗を繰り返し、そのお金で生活をしていたといいます。
地元住民
「私の両親とその兄弟家族も一緒に住んでいて、5世帯20人で生活をしている。犯罪行為はたくさんやった。お金のためだ。親を含めた家族を養うためだった。当時は私以外で家族を養える人がいなかった」
こうした貧困層が犯罪に加担するケースは少なくないと酒井さんは話します。
日刊まにら新聞 元編集長の酒井善彦さん(3日・マニラ)
「家族のためなら何でもする、何でも捨てて家族を生かす。そういうのがフィリピンの美徳なので」
■携帯に不動産…チェックの緩さも
収容所では多くのスマホが押収されています。一連の事件でポイントとなっているのがスマホです。
日刊まにら新聞 元編集長の酒井善彦さん(3日・マニラ)
「(フィリピンの)携帯電話は9割以上がプリペイドなんですね。要するに名前を登録しなくても、例えばコンビニとかその辺の売店でSIMカードが買えちゃうんですね。だから匿名性が非常に高い」
マニラ市近郊の携帯ショップを訪ねると…
携帯ショップ店員(3日・マニラ)
「SIMカードを購入するだけであれば身分証はいりません。多くの外国人はSIMカードを登録せずに使っています」
このお店では大量にSIMカードを購入した日本人もいたといいます。
携帯ショップ店員(3日・マニラ)
「毎回30枚くらいの数を買ってくれる常連の日本人のお客さんがいます、他にも、毎回50枚くらいの枚数を買っていく外国人の常連客もいます。仕事で使うと話していました」
フィリピン政府は新たに通信事業者や販売店に対し、購入者の本人確認と個人情報の登録を求めています。そして、フィリピンでは住居を決めるときも身分証の確認は求められないケースが多いといいます。
日刊まにら新聞 元編集長の酒井善彦さん(3日・マニラ)
「部屋を借りようと思ったらお金さえ払えばすぐ住めますし、敷金・礼金をきちんと払えば名前くらいは聞かれるかもしれないけど身分証を出すということは、よっぽどの高級コンドミニアムじゃないと出すことはないかな」
サタデーステーション 2月4日OA
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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