【“火炎放射”に“つまようじ”】“迷惑動画”SNSで拡散 弁護士「殺人罪と同じくらい…」警鐘

【“火炎放射”に“つまようじ”】“迷惑動画”SNSで拡散 弁護士「殺人罪と同じくらい…」警鐘

【“火炎放射”に“つまようじ”】“迷惑動画”SNSで拡散 弁護士「殺人罪と同じくらい…」警鐘

SNSで拡散される迷惑動画が後を絶ちません。カラオケ店の店内で“火炎放射”のまね事をした動画の他、焼き肉店では、使用したつまようじを容器に戻す行為が…。通常では考えられない迷惑な行為と危険な行為に弁護士は、場合によっては“殺人罪と同じくらい重い罪”に科せられる可能性があると警鐘を鳴らしています。

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今、ある“迷惑な行為”を撮影した動画がネット上で拡散されています。映っていたのは、人に向けて炎を噴射する危険な行為です。

男性は左手に火のついたライターを持ち、右手に持ったスプレーを噴射。スプレーの発射口の先にいた別の男性に向かって、“火炎放射器”のようにして火遊びをしていたのです。

13秒の中で3度にわたり炎を噴射していたこの動画は、カラオケ店「まねきねこ」の店内で撮影されたものです。運営会社はすでに動画の存在を把握。使われていたスプレーは、マイクなどを除菌するための店の備品だということです。

火災にもつながりかねないこの行為に、まねきねこを運営するコシダカホールディングスは、「一歩間違えば大事故につながる危険行為であると判断し、刑事および民事の両面で厳正に対処いたします」とコメントを発表しました。

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ネットで拡散された信じられない行為は、他にもありました。

「爪楊枝(つまようじ)みんな気をつけて。爆笑」と書かれ、ネットに投稿された動画では、焼き肉店で食後につまようじを使っているとみられる男性が映っていました。すると次の瞬間、一度口に入れていたつまようじを容器に戻しました。

さらに、もう1本取ると――

男性
「ん、挟まってる」

撮影者
「そんなに詰まってるの?」

男性
「挟まってる」

使った後は、先ほどと同じく容器に戻しました。

不衛生で迷惑な行為に、店はつまようじをすべて廃棄し、新たに個別包装のものを購入したといいます。

被害にあった焼き肉店の社長
「こんなことをしてなにを考えているのか、本当にただただ不快です」

――もし謝罪にきたら?

被害にあった焼き肉店の社長
「許さないですよね。(対応は)警察に意見を聞きながらやっていこうと思う」

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通常では考えられない危険な行為と迷惑な行為。どのような罪に問われる可能性があるのでしょうか。

田辺総合法律事務所 吉峯耕平弁護士
「(“火炎放射動画”について)軽犯罪法違反。拘留または科料っていって軽い罪なんですけど、(もし)ガスとかに引火してってなると、それはもう放火だってことになる。殺人罪と同じくらい重い」

――つまようじ動画はどんな罪に?

田辺総合法律事務所 吉峯耕平弁護士
「飲食はマイナスイメージがあると怖くて行けない、行きたくないっていうのがすごく顕著に出る。偽計業務妨害に当たる。3年以下の懲役または50万円以下の罰金」

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一方、寿司につばをつけるなどの迷惑動画が拡散された「スシロー」は、新たな対策を発表しました。「今後、レーンに流れるのは客が注文したものだけになり、自由に取れる寿司をなくす」ということです。
(2023年2月4日放送「news zero」より)

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