田辺三菱製薬 新型コロナワクチン事業から撤退 需要減や“量産体制”の課題理由に(2023年2月3日)

田辺三菱製薬 新型コロナワクチン事業から撤退 需要減や“量産体制”の課題理由に(2023年2月3日)

田辺三菱製薬 新型コロナワクチン事業から撤退 需要減や“量産体制”の課題理由に(2023年2月3日)

 田辺三菱製薬はカナダの子会社「メディカゴ」が開発した新型コロナワクチンの商用化を断念し、すべての事業から撤退すると発表しました。

 メディカゴの新型コロナワクチンは世界で初めての植物由来のワクチンで、去年2月にカナダで承認されました。

 しかし、商用規模の生産は実現しておらず、新型コロナワクチンの需要が減っていることや量産体制の構築に課題があることなどを踏まえ、事業撤退を決めたということです。

 国内の製薬会社の新型コロナワクチン開発では、大阪大学発のバイオベンチャー「アンジェス」が去年9月に従来株に対応したワクチンの開発中止を発表した一方、塩野義製薬と第一三共が厚生労働省にワクチンの承認申請をしています。
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