“雪の下がカチカチに”『つるはし』で雪かき…“爆弾低気圧”北日本で冬の嵐(2023年2月2日)

“雪の下がカチカチに”『つるはし』で雪かき…“爆弾低気圧”北日本で冬の嵐(2023年2月2日)

“雪の下がカチカチに”『つるはし』で雪かき…“爆弾低気圧”北日本で冬の嵐(2023年2月2日)

急速に発達した爆弾低気圧の影響で、北日本は、台風並みの風が吹き付ける、冬の嵐になりました。

除雪が追い付かないほど雪が積もったところも多く、対応に追われました。

山形県の大井沢では2日、260センチに到達。今シーズンで最も雪が積もりました。

西川町で雪かきをしているのは、たくさんの若者たち。全国から集まりました。

福岡から参加『おてつたび』宮迫舞花さん(22):「結構、水を含んでいて、かなり重たいですけど。雪に触れる機会が今までなかった。結構楽しくやれています」

見守るのは、88歳の奥山セツさん。

奥山セツさん:「(山形の)海味育ちで、海味に嫁に来ているので、雪は慣れているんです。(Q.慣れていても)びっくりしますね。雪降ったらよそへ行くこともできないし、頑張って生きています」

ここ数年は雪が増えていると実感しています。

奥山セツさん:「私、何とお礼を言ったらいいか。ただ頭を…。ありがとう」

酒田駅では、駅員総出の雪かきです。

井澤健太朗アナウンサー:「つるはしで氷の地面をたたき割っています」

日中の最高気温は2度ほど。雪は氷になり、路面に張り付いています。

JR職員:「(Q.結構硬いですか?)そうですね」

“爆弾低気圧”の影響は北海道にも。えりも岬では、台風並みの32.2メートル、札幌でも、この冬で一番強い風が吹きました。

線路を除雪するため、始発から400本以上が運休。通りには、なんとか空港へ向かおうと、バスに並ぶ人々で行列ができていました。

バスを待つ人:「並んでから3回バスが行っている。(Q.1回のバスでは乗り切れない)乗り切れないで、40分くらい待っている」

3月いっぱいで一部区間の廃線が決まっているJR留萌本線。雪の影響で先月26日から運休しています。

ラーメン店を営む山内隆志さん(62):「店は閉めちゃった。仕事にならないから。3月に廃線になるので、その関係のお客さんが来ているが、その人たちが来なくなっている。影響がありますよね」

除雪が困難なため、少なくとも6日まで再開できないといいます。

追いつかない除雪。市役所には、悲痛な電話が殺到していました。

相談の音声:「大きな屋根から雪が落ちて来て、道路の半分くらいふさいでしまって…」

一日500件ほど要望が届きます。例年になく、市街地に雪が積もり、住宅街まで除雪が追いついていない現状です。

4日は立春。暦では春間近ですが、まだまだ日本海側では冬の嵐がやってくる可能性もあり、警戒が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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