爆弾低気圧で“台風並み暴風” 大雪で追い付かず…“除雪依頼”が殺到 一日で400件(2023年2月2日)

爆弾低気圧で“台風並み暴風” 大雪で追い付かず…“除雪依頼”が殺到 一日で400件(2023年2月2日)

爆弾低気圧で“台風並み暴風” 大雪で追い付かず…“除雪依頼”が殺到 一日で400件(2023年2月2日)

 台風並みに発達した“爆弾低気圧”が北日本を襲って、2日朝にかけて風や雪がピークとなっています。暴風雪に備えてJR北海道では、札幌圏で始発から運転を見合わせています。通勤・通学に影響が出ています。

■“台風並み暴風”で地吹雪「北海道らしくない」

 1日、青森では、雪とともに台風並みの風が吹き付けました。青森市内では2日未明に、最大瞬間風速17.6メートルを観測しました。

 “爆弾低気圧”による台風並みの強い風は、北海道でも吹きました。午前1時ごろに撮影された札幌市内の様子を見ると、激しい突風とともに舞い上がる雪。電線も大きく揺れています。

 札幌市在住の男性:「雪が降っているというよりも、降って積もった雪が飛ばされるっていう、地吹雪みたいな感じですよね。北海道らしくない雪ですよ。ゴーっていうような感じが聞こえるような感じ」

 札幌市では2日未明、最大瞬間風速24.9メートルの立っていられないほどの強い風が吹きました。

 地吹雪は札幌だけではありません。小樽市では強い風で雪が舞い上げられ、一瞬で目の前が真っ白に…。通りを行く車のヘッドライトがかろうじて見える状態です。

■始発からJR運休 バスに長蛇の列「早めに出た」

 心配なのが交通の乱れです。JR手稲駅前では、バスを待つ列が非常に長くなっています。

 バスを待つ人:「(Q.普段と出発時間に差は?)いえ、1時間半以上くらい違いますね」「始発から(列車が)全部運休になってしまうということで、早めに出た」

 早朝からバスを待つ多くの人たち。JR北海道では各方面で、始発からの運転見合わせを決めていて、すでに通勤や通学に影響が出ています。

■大荒れの日本海 “大量のひょう”一面真っ白

 1日、朝から雪が降り続いた秋田県では時折、視界が閉ざされるような猛吹雪になりました。そんななか、事故も相次いでいます。

 路肩に積もった雪にスリップしたのでしょうか。突っ込むような形で止まってしまっています。取材陣が近付くと…。

 救急隊員:「手伝ってもらっていいですか?」「せーの」

 救急隊員と車を押し、車が動きました。

 まるで台風のような強い風で大荒れの日本海。その直後には、雷が鳴り、雷鳴が轟きました。それに伴って強い風と大量のひょうが降り注いでいます。大量のひょうが辺り一面に打ち付け、瞬く間に辺りが真っ白になりました。

 吹雪となった岩手県では、東北道でほぼホワイトアウトの状態に。雪の影響で一部区間が一時通行止めとなりました。

 盛岡市では雪に慣れているはずの子どもたちも、この大雪で足を取られてしまいます。

■大雪続く青森…一日で除雪依頼“400件”

 朝から大粒の雪が降り続いた青森県では、爆弾低気圧の接近に備え、住民が除雪作業に追われていました。

 除雪作業をする市民:「あしたから、またふぶくって。きょうの夜からふぶくってニュースが入ったので。もう、もたもたしていられないっていう感じで」「(Q.あしたのために、きょうやっておかないと?)やっておかないと、もう、こんもり積もりますので」

 年明けから記録的な大雪が続いている青森では、各地で除雪が追い付かず、青森市の窓口では、除雪依頼の電話が殺到しています。

 職員:「雪の相談窓口です」「こちらのほうの除雪がまだ入っていないと、分かりました。早急に除雪できるように要望かけておきますので」

 豪雪対策本部の職員:「電話の台数と人は増やして対応はしてるんですけれども、なかなかそれでも市内全体から電話が来るものなので」

 市によると、1日だけで除雪の依頼は400件。爆弾低気圧に備え、夜遅くまで市内の除雪作業が続けられていました。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年2月2日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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