フィリピン収容中の日本人の裁判手続きが開始 告訴棄却となれば強制送還へ｜TBS NEWS DIG
フィリピンの入管施設に収容されている特殊詐欺グループの日本人4人のうち、元妻らから告訴されている2人の男について、告訴の内容を認めるか棄却するか、判断するための聞き取りが現地の裁判所で行われています。
フィリピン・マニラ郊外の裁判所前です。後ろの建物の3階に家庭裁判所が入っていて、聞き取りは今も続いているものとみられます。入り口には多くの報道陣が詰めかけ、注目度の高さがうかがえます。
特殊詐欺グループとされる日本人4人のうち、渡辺優樹容疑者（38）と小島智信容疑者（45）の2人は、元妻らから暴行の罪で告訴されていて、強制送還できない状態となっています。告訴を認めるか裁判所が判断するため、日本時間の午前10時半頃から双方側が出席して聞き取りが行われています。
渡辺容疑者らはこちらには姿を見せていませんが、容疑者2人の弁護士が取材に応じました。
渡辺容疑者・小島容疑者の弁護士
「裁判所に先走って結果の予測を話したくない。訴訟の結果が私たちの希望通りになればいいと思う」
フィリピンのレムリヤ法相は強制送還を免れるため、「虚偽告訴の可能性がある」と指摘していて、今回の裁判では、告訴の内容が本当なのか詳しいいきさつについて、聞き取りが行われているものとみられます。
告訴が退けられれば、日本への強制送還ができることになります。
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