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ジョコビッチ選手“国外退去” 全豪オープン欠場へ(2022年1月17日)
17日に開幕するテニスの全豪オープンに出場予定だったジョコビッチ選手(34)が入国を拒否された問題で、現地の裁判所は、ビザ取り消しの撤回を求めたジョコビッチ選手の訴えを退けました。
■“虚偽申告”でビザ取り消し
ジョコビッチ選手:「裁判所の決定に、非常に失望しています。この判決で、オーストラリアに滞在することができなくなり、全豪オープンに出場できなくなりました」
16日に出した声明文で無念を表したのは、男子テニス世界ランキング1位のジョコビッチ選手。
全豪オープンで、大会4連覇と、四大大会で史上最多となる通算21回目の優勝を目指していましたが、その夢も絶たれました。
事の発端は今月5日、メルボルンの空港に到着した際、入国を拒否されたことでした。
ジョコビッチ選手は先月、新型コロナに感染したことから、ワクチン接種免除が認められたと主張しました。
これに対し、オーストラリア政府は、免除は認められないとして、ビザを取り消しました。
これを不服として、ジョコビッチ選手側は、現地の裁判所に提訴。裁判所は、政府の対応には合理性がないとして、入国を許可していました。
ところが、その後、ジョコビッチ選手が入国の際に虚偽の申告をしていたことなどが明らかになり、オーストラリア政府は14日、再びビザを取り消したのです。
ジョコビッチ選手側は、裁判所に改めて異議の申し立てを行いました。
そして、16日にオンラインで行われた審理の結果、「裁判所の命令として、異議申し立ては却下する」と、全豪の舞台に立てなくなることが確定しました。
■国外退去で「非常に失望」
この後に発表した声明では、判決に対する不満を表す一方で、判決には従う姿勢をみせています。
ジョコビッチ選手:「出場する選手、大会関係者、スタッフ、ボランティア、そしてファンの皆さんにとって、大会の成功を祈りたいと思います」
一連の騒動を受けて、テニスプレイヤー達もコメントをしています。
大坂なおみ選手(24):「残念なことだと思う。彼はとても素晴らしい選手で、このような形で、記憶に残る人がいることは少し悲しいこと」
ラファエル・ナダル選手(35):「一つ言えるのは、ジョコビッチは歴史上、最高の選手の1人であることは間違いないということ。ただ、大会よりも重要な選手は、これまで一人もいない。全豪オープンは、どの選手よりもずっと重要だ」
ロイター通信によりますと、ジョコビッチ選手は16日夜、オーストラリアからドバイ行きの飛行機で出国しました。
(「グッド!モーニング」2022年1月17日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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