【異常気象か】ハワイのビーチが無残な姿、セネガル“名所の湖”ピンクから緑色に(2023年1月31日)
アメリカ・ニューヨークのビーチに現れたのは大きさ10メートルを超えるザトウクジラ。突然の嵐が襲来し、ビーチの様子が一変していました。
突如ビーチに現れ、山のような巨体…。
地元行政官:「ザトウクジラの雄です。この海岸にクジラが打ち上げられたのは恐らく5年ぶりですが、過去10年のなかでも断トツに大きいです」
10メートルを超すザトウクジラが打ち上げられたのは、アメリカ・ニューヨーク市内にほど近いロングアイランド島南部のリドビーチ。30日朝に海岸に打ち上げられ、その後、死んだといいます。
大阪の淀川河口や東京湾で相次いだクジラの出現。ニューヨーク州を含む東海岸では、先月から18頭もの大型クジラが打ち上げられています。
大海原からは突然の悲劇もやってきます。ハワイ・マウイ島では今月27日に嵐が襲来。24時間で約330ミリの雨が降りました。マウイ島の大自然が織りなす青い海と白い砂浜…。その美しい景観は茶色い土砂や泥水ですっかり姿を変え、ビーチも砂浜がえぐり取られるなど見るも無残な形に変わっていました。この嵐により、国立公園やビーチパークが閉鎖。一部通行止めとなった道路は再開のめどが立っていません。
「砂漠の国」で雪。山は真っ白に。アラビア半島の東に位置するオマーンでは珍しい降り積もった雪。
隣国の街のドバイでは激しい雨が降り、道路は冠水。雨は年に10回程度と言われるほど乾燥した街。空から見ると、この地域に断続的に雨雲が掛かり、山間部は雪。平野部に大雨をもたらしたのです。
一方、アフリカ大陸西側にあるセネガルでは不思議な光景が…。日本人旅行者が2020年に新婚旅行で訪れた時、撮影した映像。ピンク色の湖「ラック・ローズ」。この世のものとは思えない幻想的な景色。塩分濃度が高く、そこで生息できる特殊な藻がこの色を作り出しているといいます。その神秘的な光景に世界中から観光客が訪れていましたが、現在その湖はすっかり変色し、一部は緑色に。なぜ湖は変わってしまったのでしょうか。
世界中から多くの観光客を呼び寄せていたピンク色の湖が一変。緑色の、ごくありふれた景色に…。セネガルでは度重なる洪水が発生。大量の水が流れ込み、湖の生態系が変わったといいます。
さらに、水質汚染も深刻化。塩分濃度が高いこの湖で地元の住民は塩を採取。観光業も加わり、高収入を得ていました。しかし、洪水で塩を流されたうえ、水位は上昇。塩分濃度が低下して塩は取れなくなり、収入がなくなったといいます。住民たちはかつてのピンク色の湖になり、バラ色の生活に戻れる日を祈っています。
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