北日本に降雪続き生活に影響 断水地域の小中学校ようやく再開もカニ漁は…(2023年1月31日)

北日本に降雪続き生活に影響 断水地域の小中学校ようやく再開もカニ漁は…(2023年1月31日)

北日本に降雪続き生活に影響 断水地域の小中学校ようやく再開もカニ漁は…(2023年1月31日)

 北日本を中心に寒い日が続いています。福井県ではカニ漁の関係者から悲鳴が上がっています。

 北海道留萌市では、31日朝も寒気の影響で雪が降り続きました。JR留萌駅ではこれまでに降った雪の影響で連日運休となっていて、終日運休となっています。本来、線路がある場所は完全に雪で埋まり、ホームとの境目が分かりません。JR北海道によれば、少なくとも来週までは運転再開は困難だとしています。

 住人:「とにかく降る量が半端ではない毎年」

 旭川では吹雪となるなか、来週3年ぶりに開催される冬まつりに向けて雪像造りが進められていました。

 旭川冬まつり実行委員会・小久保和明さん:「多くの雪が降ると除雪に時間がとられたり予定のスケジュールに合わなくなる。みんなで協力して進めている」

 およそ1カ月を経て、高さ20メートル、幅140メートルの雪像を造り上げます。

 寒波による断水が続く石川県輪島市名舟町。住人は先人の知恵をもって対応していました。

 住民の女性:「ここが水が流れているから」

 案内してくれたのは家の裏手にある“洞窟”のような場所。奥に進むと水がためられている石の桶が。

 住民の女性:「(Q.ひと肌に近いというか)ずっと奥見て。あなたのライトでよく見えるでしょほら」「(Q.これが?)山水っていうの」

 昔からこの地域では、山から流れてくる水をためて利用しているといいます。

 住民の女性:「人間が掘ってずっとこうやって、昔から水をためてきている」

 それでも、お風呂の水などには困っているといいます。

 その一方、かほく市では、断水が解消したことに伴い、臨時休校していた小中学校が31日に再開しました。

 教員:「おはようございます。水がしばらく出なかった人たち?」
 生徒:「はい!はい!」
 教員:「何が大変だった」
 生徒:「トイレ!お風呂!」
 教員:「水道の水は手洗いには使えるけど、飲み水には使えません」

 ただ、いまだに輪島市など、1556世帯では断水が続いています。

 寒波の影響は特産品にも及んでいます。31日朝の福井県越前港の様子です。

 越前ガニ漁師:「(Q.久しぶりの漁?)1週間ぶりくらい」

 越前ガニが有名なこの街では、寒波によるしけの影響で、1週間以上漁に出ることができなかったといいます。漁業組合も頭を抱えます。

 越前町漁業協同組合・小倉孝義専務:「よく聞かれます『次いつ(漁に)行くんや』と。お客さんの注文を受けている人もいるでしょうし。『いつごろ入りますよ』というのが大事だと思いますので。そういうことが一切言えないような状況がずっと続いていた」

 鮮魚店のいけすにも、カニの姿は少ないように見えます。

 かねとも水産・中橋正人代表取締役:「(Q.このいけすの状況例年と比べると?)全然少ないよ。天気がよかったら、今いけすに入っている量の5、6倍はいる」

 売値への影響も避けられないといいます。

 かねとも水産・中橋正人代表取締役:「やっとコロナが落ち着いたかなと思ったら、今までにない大寒波が来るし、なかなか厳しいですわ」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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