防犯カメラの需要急増 相次ぐ強盗事件で重要性再認識(2023年1月28日)

防犯カメラの需要急増 相次ぐ強盗事件で重要性再認識(2023年1月28日)

防犯カメラの需要急増 相次ぐ強盗事件で重要性再認識(2023年1月28日)

 多発する強盗事件を受け、今、防犯カメラ設置の依頼が急増しています。

 全国で相次ぐ強盗・窃盗事件。人々の不安が募るなか、今、問い合わせが急増しているのが防犯カメラの設置です。

 フォーエステック本社営業部・大島丈マネージャー:「今回のような凶悪事件があってから『心配で設置したい』と希望するお客様はいる」

 28日、設置業者が向かったのは都内の戸建て住宅です。玄関前には、すでに防犯カメラが2台あります。このうち1台の機能をアップさせ、新たにもう1台設置します。費用はおよそ20万円。依頼者は60代の夫婦で娘2人と4人暮らしだといいます。

 依頼者(60代):「最近、色んな怖い事件があるので、不特定多数の人がここを深夜まで通ることが多いので心配というか、不安なので」

 相次ぐ強盗事件に不安を感じ、身銭を切って防犯を強化。さらに他にも深刻な事情が。

 依頼者(60代):「一番最近だと、1月の初めに花が1カ所とられていた」

 防犯カメラの死角となっている道路に面した植え込み。葉ボタンが無残にも切断されていました。

 依頼者(60代):「いたずらされることが何回かあって、最初に気が付いたのが去年12月5日。花の数が少ないと思い、見たらここが折られていた」

 何者かに切られる被害が相次いでいると訴えます。5年前にも花が盗まれる被害が。

 依頼者(60代):「防犯カメラを確認したら、取っていく様子が映っていた。警察に相談して時間がかかったが、その人が特定された」

 この時、防犯カメラの重要性を肌で感じていたため、今回、新たに追加することを決めたといいます。

 高まる防犯意識。カメラの機能も飛躍的に進化しています。

 フォーエステック本社営業部・大島丈マネージャー:「こちらはAI機能を持ったカメラ。人と車にしか反応しない仕組み」

 AI(人口知能)カメラの実験映像です。照明が付いていない部屋でタオルを振ってみると、カメラのセンサーは反応しません。一方、AIが人の気配を感知した途端、ライトが点灯し、その姿を鮮明に記録。さらに警戒ラインを超えると警報音が鳴り響き、侵入者を威嚇します。

 フォーエステック本社営業部・大島丈マネージャー:「インターネットに接続されていれば、スマートフォンなどのデバイスに通知を届けることができるので、人が侵入したらすぐに分かる」

 さらに対象者を追尾するAIカメラも。通常の固定カメラでは移動する人がすぐに消えてしまいますが、AIカメラはズームして追尾を開始。この映像では、人物をとらえる時間が3倍にも伸びました。性能が上がったことも追い風となり、自宅に防犯カメラを設置する人が増えているといいます。

 フォーエステック本社営業部・大島丈マネージャー:「戸建てのお客様だと死角をなくすため、四方にカメラを設置するケースも。4、5台だと価格は30万円前後」

 依頼者(60代):「今回、新しく死角ができにくい状況にしてもらったので、きょうから安心できるかなと思っている」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事