サプライズ花火で火事に・・・枯れ草など7000平米焼ける 打ち上げに問題は?(2022年1月30日)

サプライズ花火で火事に・・・枯れ草など7000平米焼ける 打ち上げに問題は?(2022年1月30日)

サプライズ花火で火事に・・・枯れ草など7000平米焼ける 打ち上げに問題は?(2022年1月30日)

 29日夜、広島市で枯れ草などおよそ7000平方メートルが焼ける火事がありました。火事の原因は当時、現場付近でサプライズで打ち上げられていた花火とみられています。

 冬の夜空を彩る打ち上げ花火。しかし、地上を見てみると。

 撮影者:「花火はいいけれど、下が燃えてるよ」「あ~あ、すごい燃えよる!」

 29日夜、広島市で起きた打ち上げ花火が原因とみられる火事。止められなかったのでしょうか。

 火事が起きた後でも、すぐ真横では次から次へと花火が打ち上げられています。

 目撃者:「辺り一面が火に覆われて、煙もすごかったんでこれはヤバイなって」

 この火事で消防車11台が出動し、火はおよそ2時間半後に消し止められました。

 こちらは火事から一夜明けた30日の映像です。

 燃えたのは広島西飛行場跡地の枯れ草などで7000平方メートルを焼きました。

 けが人や建物への被害はありませんでした。

 花火を開催したのは広島県内の業者で、消防に届け出て、サプライズ的に打ち上げられたものだということです。

 当時、広島市には乾燥注意報が出ていました。

 冬の打ち上げ花火開催にあたり問題はなかったのでしょうか。

 花火研究家・冴木一馬さん:「一般的に予防策としては『保安距離』というのが各都道府県にございまして、これは花火の大きさによって何メーターというふうに決められています。当然、その距離内に燃えやすいもの。枯草以外でも燃えやすいものがある場合にはだいたい打ち上げの2、3時間前に水をまくんですね」

 しかし、まく水の量が少ないとすぐ乾燥してしまうなど、火事が起きてしまうことも少なくないのだといいます。

 消防によると、今回、防火措置は取られていたといいますが。

 花火研究家・冴木一馬さん:「その(保安)距離内で花火師さんと消防団の方が、周りに警備をしているはずなんですね。火災が目の前で起きたら水をすぐまいて消すんですけども・・・」

 広島市では現在も乾燥注意報が出ていて、この後も火の取り扱いには注意が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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