「長周期地震動」 2月から「緊急地震速報」の対象に(2023年1月28日)
緊急地震速報の発表の対象に高層ビルなどを大きく揺らす「長周期地震動」という新たな指標が来月1日から加わります。その揺れと対策を取材しました。
「長周期地震動」は、大きな地震が起きた時に出るゆっくりとした周期の長い揺れのことで、震源から遠く離れた地点まで伝わり、高層ビルなどを大きく、長く揺らす特徴があります。
この揺れについて気象庁は、来月1日から緊急地震速報の発表の対象に加えます。
長周期地震動には4段階の「階級」があり、「立つことが難しく」「固定していない家具が移動したり倒れたりする」「階級3」以上が予測された地域で発表されます。
2011年の東日本大震災では、東京都では「階級3」、大阪市では「階級2」が記録され、高層ビルに被害が出ました。
サッポロ不動産開発・大味弘明技術部長:「建物の揺れに対し、屋上の“重り”が逆方向に動き、揺れを防ぐ。長周期地震動に効果的なものとなる」
恵比寿ガーデンプレイスは、東日本大震災で天井が落ちたほか、エレベーターに不具合が起きたこともあり、制震工事を進めて去年、完了させました。
気象庁は、家庭やオフィスでの対策については「通常の地震と同じく、家具などの固定を進めてほしい」としています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く