【速報】SNSの投稿めぐり殺人事件遺族が岡口基一判事を訴えた裁判　岡口判事に対し賠償命じる｜TBS NEWS DIG

【速報】SNSの投稿めぐり殺人事件遺族が岡口基一判事を訴えた裁判　岡口判事に対し賠償命じる｜TBS NEWS DIG

仙台高裁の岡口基一判事が、女子高校生が殺害された事件について行った投稿は名誉毀損にあたるとして、東京地裁はきょう、岡口判事に44万円の慰謝料を遺族に支払うよう命じました。

「無惨にも殺されてしまった17歳の女性」

これは仙台高裁の岡口基一判事（56）が行ったSNSでの投稿です。

東京・江戸川区の高校生・岩瀬加奈さん（当時17）が殺害された事件に言及したものです。遺族は抗議しますが、その後さらに加奈さんの命日に。

岡口判事
「遺族の方々は俺を非難するようにと東京高裁や新聞社に洗脳された」

この投稿後、遺族は岡口判事に損害賠償を求める訴えを起こします。岡口判事は「ご遺族の方々を傷つける意図はなかった」と釈明しています。

きょう、東京地裁は。

東京地裁
「遺族の人格を否定する侮辱的表現で、不法行為を構成する」

「洗脳された」という投稿は名誉毀損だとして、岡口判事に合わせて44万円の支払いを命じました。ただ、ほかの投稿は名誉毀損とは認めませんでした。

加奈さんの母
「投稿が繰り返しつづけられて、命日に洗脳発言があって、訴訟を起こさなければ解決できないと思わなければならなかったのが、やはり苦しかったですし、悔しかったですし、こういう判断が出てしまったのは、とても残念でなりません」

岡口判事に対しては、このほか裁判官をやめさせるかを審理する弾劾裁判も続いています。

一連の問題について、元裁判官は

法政大学 大学院法務研究科　水野智幸教授
「裁判官の場合には、裁判とか法律とかいうものを発信する場合には、やはりプロとして、一定の制約というか、自制が求められていると思います。裁判官が不法行為を犯したということは、かなり重大な事由であることは間違い無いなと」

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