国内初 飲む中絶薬を審議「患者の負担軽減」に期待(2023年1月27日)

国内初 飲む中絶薬を審議「患者の負担軽減」に期待(2023年1月27日)

国内初 飲む中絶薬を審議「患者の負担軽減」に期待(2023年1月27日)

 認められれば国内初の中絶薬となります。厚生労働省は27日午後、人工妊娠中絶薬の使用を認めるかどうか審議します。専門家からは、「患者の負担を軽くできる」と期待の声が聞かれました。

 厚労省の専門部会は27日午後4時からイギリスの製薬会社「ラインファーマ」の飲む中絶薬について、使用を認めるか審議します。

 治験では93.3%の確率で24時間以内の中絶が確認されていて、承認されれば国内初の経口中絶薬となります。

 国内ではこれまで、金属の器具を使用する方法などが用いられてきましたが、専門家はこの薬について「すでに海外で使われていて安全に中絶できる」と期待を寄せます。

 日本家族計画協会・北村邦夫会長:「外科的な手術の場合は麻酔をかけるとか、明らかに負担が大きい。(中絶薬では)一般の人に極力負担を掛けずに中絶ができる」

 一方、中絶手術を行う都内の医師からは「薬には効き方に個人差がある」として「使い方が難しいのでは」との指摘もありました。
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