退任のはずが・・・イタリア大統領 8回目の投票で現職が再選
イタリア議会で29日、次の大統領を選ぶ投票が行われ、退任の意向を示していた現職の大統領が再び選出されました。
イタリア議会で29日、次の大統領を選ぶ投票が行われ、今年2月に任期満了を迎え続投しない意向を示していたマッタレッラ大統領(80)が再び選出されました。後任にはドラギ首相が有力視されていましたが、転身して政局が流動化すれば、早期の解散・総選挙につながる可能性があるため支持がまとまらず、24日から7回にわたって投票が行われましたが、どの候補者も必要な得票数に至りませんでした。
こうしたなか、各党がマッタレッラ氏に続投を要請。マッタレッラ氏がこれを受け入れ、29日に行われた8回目の投票で7割以上が支持し、再選が決まりました。マッタレッラ氏は「私たちは任務を怠ることなく、国民の希望に応えられるよう取り組まなければならない」とコメントしています。(30日07:47)
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