マイナス53℃の街で“異変” ご馳走も自転車もカチコチ 室内は冷凍庫状態(2023年1月26日)

マイナス53℃の街で“異変” ご馳走も自転車もカチコチ 室内は冷凍庫状態(2023年1月26日)

マイナス53℃の街で“異変” ご馳走も自転車もカチコチ 室内は冷凍庫状態(2023年1月26日)

 まるで氷のオブジェのように見えますが、実は本物の自転車です。今週、過去最低のマイナス53℃を記録した中国・黒竜江省。氷に覆われた街では様々な異変が起きていました。

 扉を開けると、そこは外ではなく建物の中。白い冷気が漂ってます。よく見ると内側のドアには雪がびっしり、床にも雪が積もっています。

 冷たい霧に包まれた町。「中国の北極」と呼ばれる中国・最北東部にある黒竜江省。マイナス53℃まで下がり、観測史上最低気温となりました。外に置いていた自転車も凍り付きます。

 厳しい寒気に覆われた中国。本土の半分がマイナス10℃の寒さに包まれたとみられ、SNSには厳しい寒さを物語る映像が数多く投稿されています。

 店のドアの隙間にもびっしりと雪。ドアを開けると、ドライアイスの煙のように真っ白い煙が店内へ。建物のなかも冷凍庫の状態。階段が凍り付き、手すりには無数のつららが垂れ下がっています。

 さらには、つららで吊り天井のようになったアパートも。もはや異世界に迷い込んだかのような光景。食事をしようにも料理はカチカチに凍り付き、箸でつまむのも一苦労。オープンテラスで食事をしようものなら、体やお皿に雪が降り積もっていきます。

 「なぜ、外で食べるの?わざわざ屋外で食べなくても」と思いますが。中国は「春節」で、日本ではいわばお正月。村の人々や里帰りをした人たちが集まり、外で一斉に食事をするのが一般的ともいいます。とはいえ、寒空のもと、アウトドアでの宴会は、もはや我慢比べのような状況に。

 電車のドアも凍り付き、車掌が必死にこじ開けようとしますが、なかなか開きません。

 熱湯をまき「インスタ映え」を狙う人も続出。ちなみに、このような「熱湯インスタ映え」ができるスポットでは熱湯1杯180円。まるでコーヒーのような値段で売り出す屋台も出没したとか。中国や日本を始め、アジア各地を寒波が襲うなか、アメリカでは別の気象現象による被害が。

 テキサス州の男性:「ここを通って町を壊していったんだ!あちこちで電線が落下してる。工場が燃えている、何か吹き飛ばしている」

 ハイウェイを走行中、目の前に現れたのは横倒しになったトラック。アメリカで今、何が起きているのか。

 アメリカ南部テキサス州などで季節外れの竜巻が相次いで発生。家を完全に破壊され、住む場所を失った家族も。アメリカ南部を嵐が襲い、少なくとも14の竜巻が報告され、建物を吹き飛ばすなどし、停電など各地で被害をもたらしました。

 南部テキサスで季節外れの竜巻が観測される一方で、アメリカの北東部ではこれから冬の嵐に襲われる予報で、大雪が警戒されています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事